制作チームが明かす「ツムツム」アニメの舞台裏

2017/08/23 10:02 Written by Narinari.com編集部

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日本で生まれたディズニーオリジナルのコンテンツ「ディズニー ツムツム」。そのショートアニメーションのDVD(2,800円/税別)が8月23日に発売された。これを記念して、DVDに収録されている34のエピソードの中から「ツムツム寿司」の本編映像(//www.youtube.com/watch?v=xdknu6cnKP0)が到着。さらに制作チームからコメントも届いた。

「ツムツム寿司」は、ツムたちが回転寿司を舞台にひと騒動を繰り広げる、日本ならではの愉快なエピソード。お皿に乗って和気あいあいとレーンを流れるツムたちだったが、突如、祭り囃子に合わせ、巨大なロブスターやお寿司でできた豪華絢爛な山車が出現し、ミッキーツムやミニーツムたちはびっくり。驚いたグーフィーツムがレーンから落ちて、レーンの速度調整をするレバーをうっかり押してしまうというハプニングが発生し、レーンはまるでカーレース張りの高速モードに切り替わる。果たして、ツムたちの運命は……? まさにジェットコースター的な展開がたまらないエピソードだ。

このツムたちのアニメーションを手掛けた制作チームは、単にかわいらしいものだけを目指したのではなく、ド派手なアクションやサプライズを用意したという。そもそも全エピソード共通のテーマは「ツムたちの好奇心が暴走し、とんでもない目に遭う」というもの。その果てに「今回は最後にズッコケるのかな? それとも結果オーライかな?」というオチを予想しながら見てもらえるストーリー展開を目指していた。

また、各エピソードでは、いろんなジャンルの音楽が物語を盛り上げているが、「かわいいツムにかわいいストーリー展開を用意しても意外性がないのと同じで、いかにも使われそうなほんわか系の曲だったりオーケストラ風の音楽を持って来ても驚きがない。こんなかわいいツムなのに、音楽がエレクトリカルなテクノだったり、ギンギンなギターロックだったりするから楽しいのです。キーワードは“意外性”。これに尽きます」と強調する。

「ツムツム寿司」の祭り囃子のリズムも確かに意外性があり、映像とも絶妙にマッチしている。さらに、食材にも注目。「海苔以外は本物の食材を使っていないイメージです」と制作チーム。玉子はスポンジ、まぐろはクッション、イクラはプラスティックでできている。「食べ物で遊んでいるという印象を与えたくなかったからこそのこだわりです」と、細かい配慮が行き届いている。

さらに「エビの殻のダンスは獅子舞ですし、ミッキーツムが叩くのは和太鼓です。スティッチツムやティガーツムがエビの上ではしゃぐのは出初式(でぞめしき)。お寿司以外にもいっぱい“和”を取り入れてます」と、日本で生まれた「ツムツム」を題材に、日本で作ったアニメーションだからこそ、日本っぽさに徹底的にこだわっていた。

もちろん、ディズニーらしい遊び心も忘れていない。全エピソードには、こっそりとミッキーマウスのシルエットが隠れているという。この通称“隠れミッキー”について、「1つ目は中盤でスティッチツムがエビの上で遊んでいるあたり、2つ目はベルトコンベアーがスピードアップし、ミッキーツムがコース外へと飛ばされるあたり」と貴重なヒント。DVDで映像を止めながら、隠れミッキーを探してみるのも面白そうだ。

最後に、制作チームは「ツムたちが好奇心の赴くままに色んなところに足を踏み入れ、予想外の体験をしまくります。ポップコーンまみれになったり、幽霊屋敷に迷い込んだり、チョコのコーティングをされたり、大気圏を脱出したり、ホタルとパレードをしたり、カレーを作っちゃったりします。そんなハチャメチャ体験を連続して見ていただき、笑ったりドキドキしたりホッとしたりズッコケたりして下さい。ツムたちがいかに大変な思いをしているか、ご理解いただけると思います(笑)」とメッセージを送っている。

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