広大な海の上に浮くピラミッド。38ノット、時速70キロを超える速さで進むこの物体はロンドンの建築家が設計したスーパーヨットだ。
魚雷のような船体に、垂直に立った一本の柱。海上には純粋かつ論理的な計算がなされたピラミッド型のデッキが備え付けられている。晴れて穏やかな時にはデッキはおいしい食事を食べられるラウンジや日光浴の場となり、海面下にある船体のお陰で荒波に揺られず船酔いになることもない。
設計したジョナサン・シュティンゲ氏は、英誌フォーブスに開発が大きく前進し好感触を得ているとコメント。欧米の各メディアもこの未来の船がすぐにでも現実のものとなること、そして億万長者たちのお気に入りのおもちゃになるだろうと伝えている。
ネットでは「コンセプトは現実を意味しない。私はデロリアンで時間旅行をしてきたからわかる」「ポッキリと折れそうだけれど…」「たぶん逆さまにした方が安定するよ」「宇宙船みたいだな」「正直かっこいい。乗りたい」といった賛否両論のコメントが寄せられているようだ。