人類初うんこ味カレー店は黒字、利益率99%以上の“水”が大きく貢献。

2015/11/13 16:36 Written by Narinari.com編集部

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人類初のうんこ味のカレー専門店「カレーショップ志み津」は11月13日、営業初月と2か月目の収支を発表した。同店は8月16日のオープン直後から、「1か月以内に潰れる」と65%弱の人が答えていたにも関わらず、近日、営業4か月目に突入。2か月の収支は黒字で推移しているという。

発表によると、オープン1か月目の8月16日〜9月15日は、31日間中27日間営業。売上は455,500円(飲食売上368,700円、Tシャツなどのグッズ売上86,800円)で、原価は426,162円(賃料・光熱費193,716円、食材・雑費192,046円、グッズ制作費40,400円)、収益は28,838円だった。同店で一番の収益(利益率99%以上)をもたらしている“看板メニュー”の水は30杯の売上。お客さんの1日の平均来店者数は14.8人だった。

2か月目の9月16日〜10月15日は、30日間中25日間営業。売上は359,630円(飲食売上314,790円、グッズ売上44,840円)で、原価は352,725円(賃料・光熱費207,978円、食材・雑費117,499円、グッズ制作費27,248円)、収益は6,905円という、アルバイトを1日したほうが儲かるような結果になった。なお、水は45杯も売れ、45,000円もの売上を稼ぐことに成功している。このことから、同店は「原価を事前に明かした上で水を高値で売るという馬鹿正直なメニューは成功することがわかりました」との気付きを得たという。お客さんの1日の平均来店者数は12.4人だった。

臭くて美味しくない(しかし栄養は豊富)うんこ味のカレーのみを提供しているにも関わらず、マーケティングでの事前調査とは裏腹に、うんこ味のカレーへのニーズはあり、きちんと売上は立っている。しかし、くさや、せんぶり茶、ゴーヤ、カカオパウダーなど原価が高い食材を使っている上に、「気軽にうんこ味を確かめて頂きたい」との思いから価格設定も控えめにしているため、カレーだけではほとんど利益がない状況だ。これはカレー屋としては致命的欠陥と言える。

さらにスナックやバーが入るテナントビルで営業しているため、家賃・光熱費がカレー屋としては異常に高く、現状は「ビジネスとしては厳しい」と判断。「やはり現実は世間の目より厳しい」と実感しているそうだ。

ただ、一方で「コミュニケーション空間としてのビジネスの光明を見出してもいます」とも。来店したお客さんの感想に「楽しかった」との意見が圧倒的に多いそうで、今後はそうした方向――コミュニケーション空間としての価値創造などを目指していくという。

「カレーショップ志み津」は、人気セクシー男優のしみけん(清水健)が運営する飲食店。米放送局CNNをはじめ、世界数十か国でもニュースになった。

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