フランス・パリのエクレアの名店「レクレール・ドゥ・ジェニ」が10月8日、日本に初上陸。フランス以外の店舗としては初めて、日本橋高島屋と横浜高島屋に同時オープンした。

「レクレール・ドゥ・ジェニ」（＝「天才的なひらめき」と「素晴らしいエクレア」を掛けた名前）は、オーナー・パティシエのクリストフ・アダン氏が開いたエクレア専門店。美味しくてカラフルなエクレアは、贈答にもピッタリとパリで評判を呼んでいる。

フランスのパティスリーではエクレアは定番で、日本人がイメージするフランスの代表的スイーツであるシュークリームは無くとも、エクレアを置いていない店はないほど。この国民的スイーツに画期的なフォルムを与えたのがアダン氏だ。

彼は1996年にフォション社に入社し、ピエール・エルメ氏やセバスチャン・ゴダール氏のもとで修行。2001年にはシェフ・パティシエとなり、2004年にエグゼクティブ・シェフに就任した。このフォション時代にカラフルエクレアを開発し、フランス国内はもちろんのこ、とヨーロッパ、そして日本でもエクレアブームを巻き起こした。

2011年には10年以上在籍したフォション社を退社。2012年12月、古いパリの町並みが残るマレ地区に「レクレール・ドゥ・ジェニ」をオープンした。

日本では、高島屋のみでの店舗展開となり、まずは12種類のエクレアが店頭に並ぶ。アダン氏はフォション時代やその後も何度か来日しており、これまでにも日本に因んだエクレアを考案してきた。今回は初上陸を記念して12種類中3種類を日本オリジナルとして用意。今後も季節やクリスマスなどのイベントに合わせて、新作を随時発表していくという。