機内が突然ライオンキング色に、ミュージカル出演者が歌のサービス。

2014/04/03 11:48 Written by ナリナリ編集部

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飛行機に乗客が全員乗り込むと、しばし訪れる離陸待ちの時間。飛行機が苦手な人には、多少なりとも緊張してしまう一瞬かもしれないが、先日あるオーストラリアの飛行機に乗った乗客たちは、総じて気分よく空の旅を楽しむ心の準備ができたようだ。その理由は、偶然乗り合わせていた有名ミュージカル出演者たちの存在。素晴らしい歌のパフォーマンスを突然披露し、乗客たちを喜ばせたという。

その様子を紹介したのが、4月1日付でYouTubeに投稿された動画「THE LION KING Australia: Cast Sings Circle of Life on Flight Home from Brisbane」(//www.youtube.com/watch?v=wgSLxl1oAwA)。豪紙クーリアー・メールや米放送局ABCなどによると、撮影されたのは3月31日、オーストラリア東部の街ブリスベン発シドニー行きのバージン航空機内だ。

オーストラリアでは「2003年にシドニーの劇場で初公演」(豪紙ブリスベン・タイムズより)が行われて以来、時にメルボルンの会場へも移りながら現在まで公演が続いているという、世界的にも人気のミュージカル「ライオンキング」。今年9月からは、新たにブリスベンの会場でも公演が行われることが発表されたばかりで、ブリスベンでの予定をこなした出演者たちは、この日のバージン航空で現在公演を行っているシドニーへと戻るところだった。

そして、乗客が機内に全員乗り込んで離陸待ちとなった瞬間、示し合わせたように劇中歌「サークル・オブ・ライフ」を突然歌い始めた出演者たち。オーストラリアのみならず、アフリカ出身者も少なくない「最も多文化的なキャスト」が奏でる歌声が機内に響きだすと、携帯電話で撮影を始める多くの人や、近くで聞こうと通路を歩いてくる小さな子どもの姿も現れ、彼らが乗客たちの心を引き寄せているのがよく分かる。

歌が終わると、聞こえてくるのは乗客たちからの拍手の音。その反応には、歌った出演者たちも大満足だったようで、間違いなくこの飛行機に乗った乗員乗客の全員が、気分良くシドニーへと向かったはずだ。

この動画は、すぐにオーストラリアに留まらず欧米メディアでも広く紹介され、すでに再生回数は約600万回(4月3日現在)を記録。彼らの歌は機内の人たちだけでなく、世界中の多くの人たちをも楽しませている。

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