トルシエが中国代表監督に関心、「リッピ就任の可能性は低い」とも。

2013/12/18 15:20 Written by Narinari.com編集部

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先月、2011年から3シーズンにわたり指揮を執った深セン(中国2部リーグ)の監督を退任したフィリップ・トルシエ元日本代表監督。来年の去就はいまだ定まっていないが、このたび、中国メディアのインタビューで中国代表監督に関心を示すような発言をし、注目を集めている。

中国メディア網易新聞などによると、12月16日に行われたインタビューでトルシエ氏は中国代表監督への思い、中国サッカーの現状および課題についてコメント。代表監督については「興味がある。準備も万端だ」と語り、自身が日本やアフリカの国々を率いた経験を持ち、国際大会の経験も豊かであること、また、中国サッカーについても熟知していることなどから「私には(中国代表監督を務める)資格がある」と自信を示した。

実際、中国サッカー協会が提示している代表監督の条件に、トルシエ氏は合致している。ただ、協会が告知した「代表監督就任希望者は12月10日までに申し込むこと」という報せには興味を示さず、「私から申し込むことはない。協会からコンタクトをとるべき」と強気な発言もしている。

現在、次期中国代表監督候補として最も注目を浴びているのが、広州(中国1部リーグ)を率いてアジアチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたイタリア人の名将マルチェロ・リッピ監督。メディアからも現在開催されているクラブワールドカップ後に「代表監督に就任するのではないか?」という期待の声が漏れているが、その件に関してトルシエ氏は「可能性はとても低い」とコメント。自身が代表監督就任に関心があるがための発言なのか、それとも単純に日頃から親交のあるリッピ氏の気持ちを汲み取った上での発言なのかは定かではないものの、次期中国代表監督人事が騒がしくなってきたのは事実だ。

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