日本テレビは、カナダ版の「￥マネーの虎」（番組名「DRAGONS'DEN ドラゴンズ・デン」）が、同国最大の映画・テレビ祭「カナディアン・スクリーン・アワード」で、リアリティ番組部門の最優秀作品賞を受賞したと発表した。

今回受賞したのは、カナダ全国ネットの公共放送CBCで放送された「DRAGONS'DEN」第7シーズン。カナダでは2006年に第1シーズン登場以降、毎年放送されている人気シリーズで、今回は2012年9月〜2013年2月の分が受賞を果たした。

視聴率も良く、CBCのプライム帯全番組の中で、スポーツ中継を除き視聴率No.1を獲得。18歳〜54歳（成人層）の幅広い視聴者層に支持され、2009年第4シーズンを境にCBCプライムタイム平均視聴者数（成人層）を倍増させた。

なお、カナダ版の「￥マネーの虎」は、過去に“カナダ版エミー賞”とも称されるテレビ祭「ジェミニ・アワード」で2回（2009年、2011年）受賞。「バンフ国際テレビ祭」（2011年）でもリアリティ番組部門で最優秀作品賞を受賞している。

「￥マネーの虎」は2001年から2004年まで放送された投資バラエティ番組。何か新しい事業を興したい一般出演者のプレゼンに対し、百戦錬磨の“虎”（会社経営者・起業家）たちが辛辣な言葉でツッコミを入れていく番組で、“虎”にはひばりプロダクション代表取締役の加藤和也氏、なんでんかんでんフーズ代表取締役の川原ひろし氏、よし川代表取締役の吉川幸枝氏、ソフト・オン・デマンド代表取締役（当時）の高橋がなり氏、生活創庫代表取締役の堀之内九一郎氏などが名を連ねた。

番組フォーマット販売を通じて海外では広く現地版が制作されており、現在は米国や英国など、世界20か国以上で放送されている。