入場者に耳栓配布の轟音LIVE、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン来日。

2013/02/07 04:47 Written by Narinari.com編集部

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昨年、オリジナル・アルバム2枚(「イズント・エニシング」「ラヴレス」)のリマスター盤とシングル&未発表曲コレクション「EP's1988-1991」を突如リリースし、話題を呼んだ“元祖シューゲイザー・バンド”マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(MBV)が2月5日、3度目、単独では1991年以来となる来日公演を大阪の難波ハッチからスタートさせた。全5公演完全SOLD OUTということで、その期待度の高さがうかがえる。

今回の公演、入場者は会場の入り口で“あるもの”を渡された。それは耳栓。MBVのライヴはすさまじい轟音で有名であり、毎回ラストに演奏する「ユー・メイド・ミー・リアライズ」では、途中でファンが「ホロコースト」と呼んでいる大音量のノイズパートがある(※ちなみにこの部分をメンバーは「ノイズ・ビットnoise bit」と呼んでいる)。耳栓はもちろん耳を保護するために渡されたものだが、これだけでもファンの期待度は大幅にアップだ。

ライヴは30分押しの19時30分にスタート。すでにロンドンではウォームアップ・ギグを行っているので、事前にツアーのセットリストが公開されていた。その際の1曲目は新曲「New You」だったが、日本公演初日は「ラヴレス」収録の「アイ・オンリー・セッド」から。3曲目には新曲「New You」が披露された。すでにダウンロードで聴いているファンも多いようで、イントロが流れた瞬間に歓声も。

その後も1曲ごとにケヴィンはギターを持ちかえながら、シングルB面曲「ハニー・パワー」なども挟みつつ、後半は「スーン」「フィード・ミー・ウィズ・ユア・キス」「ユー・メイド・ミー・リアライズ」、そして噂の「ノイズ・ピット」では、着ている服までビリビリ振動するほどのすさまじいノイズが20分近くにわたって展開され、聴き手を桃源郷に誘った。

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