「リンカーン」GG賞7部門候補に、スピルバーグ作品4度目栄冠なるか。

2012/12/14 00:52 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


12月13日(米国時間)に第70回ゴールデングローブ賞のノミネーションが発表され、スティーブン・スピルバーグ監督最新作となる「リンカーン」が、映画のドラマ部門で作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚本、作曲の7部門でノミネートされた。7部門は今回のゴールデングローブ賞の最多ノミネートだ。

スピルバーグ作品では最優秀作品賞を獲得した「E.T.」「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」に続き、これが10本目のノミネートで、4度目の栄冠を目指すことになる。また、監督賞では作品賞を上回る11度目のノミネート。こちらは「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」に続き、3度目の最優秀賞に挑む。

主演男優賞ノミネートのダニエル・デイ=ルイスは、“リンカーンそのもの”と評されるその演技でニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなどの批評家協会賞をはじめ、すでに7冠を獲得。今回が7回目のノミネーションとなるが、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に続き、2回目の最優秀男優賞の受賞は確実視されている。

また、リンカーンの妻を演じたサリー・フィールドも11回目のノミネートで、「ノーマ・レイ」「プレイス・イン・ザ・ハート」に続く3度目の受賞を助演女優賞で狙う。映画のドラマ部門の主演女優賞では過去4回、ミュージカル/コメディ部門の主演女優賞では過去3回、TVシリーズのドラマ部門の主演女優賞では2回、TVミニシリーズの主演女優賞でも1回と幅広く活躍している彼女だが、映画部門では久々のノミネートだ。

さらに「逃亡者」での助演男優賞に続く2度目の受賞を同部門で狙うのはトミー・リー・ジョーンズ。4度目のノミネートとなるが、リンカーンと志を同じくする下院議員役を熱演、久々のシリアスな演技で高い注目を集めている。

脚本のトニー・クシュナーは「ミュンヘン」に続く2度目のノミネート、初の受賞を狙う。作曲賞はおなじみのジョン・ウィリアムス。なんと24度目のノミネートとなるが、最優秀賞を獲得すれば「ジョーズ」「STAR WARS」「E.T.」「SAYURI」に続く5度目の栄冠となる。

注目の第70回ゴールデングローブ賞授賞式は、ロサンゼルス時間の1月13日に行われる予定だ。

「リンカーン」は構想・製作期間に12年を費やし、スピルバーグ監督が自らの手で“本当に撮りたかった”という感動巨編。米国の歴史の中で最も敬愛された大統領であり、凶弾に倒れて150年が経とうとしている現在でも、世界中の人から偉人として尊敬を集めているエイブラハム・リンカーンの半生を描く。

映画「リンカーン」は2013年4月19日、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.