道で拾ったライオン連れ登校、学校に現れた“猛獣”に皆ビックリ。

2012/12/06 10:49 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ロシアで先日、子どもたちが通学途中で思わぬ猛獣を見つけ、学校へ連れて来たために、警察まで呼ぶ騒動が起きた。彼らが見つけたのは、生後7か月というオスのライオン。所有者の車から逃げ出したライオンの子は、学校近くの野原を彷徨っているところを、子どもたちに見つけられたという。

ロシア紙モスクワ・タイムズやニュースサイトのオーストリアン・タイムズなどによると、この一件が起きたのは11月28日のこと。グルジアに近いロシア南西部にある村の学校に通う子どものグループが、通学途中に野原を彷徨っているライオンに遭遇した。しかもそれをライオンと認識しながら、彼らは見つけたライオンを学校へ連れて行ったそうだ。

「学校に着いて『ライオンを捕まえた』って言っても、誰も信じてくれなかった」と話すのは、見つけた子どもの1人。そこで事実を証明するために教室の中へライオンの子を連れ込んだところ、ほかの生徒たちはようやく「顔を見合わせて」驚いた様子を見せたという。しかし生後7か月とはいえ、目の前にいるのは猛獣。すぐに学校関係者が連絡を取り、連れてこられたライオンの子は警察へと引き渡された。

保護した警察はライオンの世話をする一方で、「移動中のサーカス団から逃げ出したのでは」と推測して所有者探しを開始。すると翌日の29日、地元メディアが「動物園を開く計画があった」と話す女性を飼い主として探し当てた。

この女性は、同じロシア南西部のダゲスタン共和国デルベントで新しい動物園を開くため、「目玉にしよう」とオスライオンの子どもを飼っていた所有者から購入。ところが、女性が動物の子を集めて移動している途中で、トランクに乗せていたライオンの子が逃げ出してしまい、子どもたちの前に現れる事態を引き起こしたという。

所有者として名乗り出た女性は、手厚く世話をしてくれた警察に感謝。しかし大きな問題が起きなかったから良かったものの、子どもとはいえ猛獣を逃がしてしまったのは、管理能力の欠如と見られても仕方がない。動物園を開いたら利用者が安心して楽しめるように、女性には安全対策に細心の注意が求められそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.