百田尚樹「永遠の0」が100万部、オリコン文庫部門で歴代13作目。

2012/10/11 04:01 Written by Narinari.com編集部

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2009年7月15日に発売された百田尚樹の「永遠の0」(2009年7月15日発売・講談社)が、週間0.4万部を売り上げ、累計売上を100.4万部と100万部の大台を突破したことがわかった。100万部突破作品は今年5月14日付けで有川浩の「阪急電車」(幻冬舎)が獲得して以来、オリコン“本”ランキング文庫部門で歴代13作目の100万部突破となった。

本作は、2006年に発表された百田尚樹のデビュー作。第2次大戦時、臆病者と罵られながら「妻との約束のために生きて帰る」と言い続け、特攻で命を落とした一人の零戦乗りの生涯を、その孫が終戦60年目の夏に辿る物語だ。当時の戦況や時代背景と共に描いた壮大なストーリーに口コミで人気が広がり、2009年の発売からロングセラーとなっていた。今年5月には岡田准一主演、山崎貴監督で映画化が発表され、再び注目を浴びている。

そのほか今週の文庫部門は、10月6日より映画公開された、辻村深月の「ツナグ」(新潮社)が先週3位から再浮上し、通算2度目の首位を獲得。また、昨年2011年の年間ランキング1位を獲得した東川篤哉の大ヒット作「謎解きはディナーのあとで」の文庫版(小学館)が初登場で10位にランクインしている。

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