朝日新聞出版は12月7日から、長らく絶版となっていた“幻のベスト版”こと「よりぬきサザエさん」を復刊する。全13巻で、価格は各1,000円（税込み）。

「サザエさん」は、夕刊フクニチや朝日新聞で長らく4コマ漫画として連載され、単行本は全68巻。「よりぬきサザエさん」はそんな膨大なストーリーの中から、作者・長谷川町子が「後世にも読み継がれるような“ベスト版”をつくりたい」との考えに基づき、群を抜いて面白いものだけを自ら“よりぬき”出版した書籍だ。

しかし、長きにわたり絶版の状態となっており、ファンから復刊を待ち望まれていた。今回の復刊に際しては各巻に「サザエさん」に関する貴重な記事やイラストで構成した「特典ページ」を追加。また、全巻購入予約者には、「サザエさん」の書籍未収録作品のほか、初公開となる作者直筆の「アイデアスケッチ」「よりぬき採点表」「懐かしの企業広告」などを収録した豪華プレミアムアルバム「町子手帖」をプレゼントする（〜来年2月末までの期間限定）。

復刊スケジュールは1〜3巻が12月7日、4〜6巻が2013年1月、7〜9巻が同年2月、10〜13巻が同年3月。