領土問題関連の書籍が急上昇、連日の尖閣・竹島ニュースで高い関心。

2012/09/27 04:00 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


尖閣諸島、竹島と領土・国境問題についてのニュースが連日伝えられている中、今週10月1日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、その関連書籍2作が上昇してきた。

まず、先週100位圏外から、発売以来初のTOP30入りとなる30位に上昇したのが、孫崎享「日本の国境問題−尖閣・竹島・北方領土」(2011年5月9日発売・筑摩書房)。本書は、主要各国に外交官として赴任、駐在、中ソ国境紛争やイラン・イラク戦争の現場にも外交官として情報収集を行うなどの経歴を重ね、その後に防衛大学校教授として日本の安全保障を研究・分析した著者が、これまでの経緯と論点を整理、戦争と領土問題の関係性を事例なども用いて紹介しながら、日本の国益に適った戦略を考察している。

また、68位には「教科書が教えてくれない日本の領土の歴史」(2012年8月27日発売・晋遊舎)が先週の100位圏外からランクイン。こちらは、尖閣、竹島をはじめ、北方領土やほかの問題になっている島などの現代の領土問題、古代から始まる領土問題に関する歴史や基礎知識を、戦記物のテイストや写真・イラスト・CGなどを駆使しわかりやすく紹介している。

今も現在進行形で様々な分野に影響を及ぼしている領土の問題についての関心が高まっていることが伺えるこの結果。来週以降の動向も気になるところだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.