今年もタイフェスは大盛況、東京・代々木での5月開催は2年ぶり。

2012/05/13 07:56 Written by Narinari.com編集部

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数あるフェスの中でも群を抜いて人気のタイ・フェスティバルが、2年ぶりに5月の代々木公園で開催された。タイ・フェスは、タイ王国を幅広くPRするためのイベントとして2001年にスタート。各地の美味しいタイ料理店が多数並ぶフードブースを中心に、食材、タイ伝統文化に触れることができる、各地にファンが多いイベントだ。昨年は東日本大震災の影響を受け、一度はフェスティバル自体が中止になってしまったが、事務局の「日本を元気づけたい」との意向により、10月に靖国神社で振り替え開催された。今回はナリナリドットコム取材班も初夏の気持ちいい風の中、タイ文化を満喫してきた。

スタート時刻の午前10時前には、開場を心待ちにしていた多くの人が来場し、昼時の13時前後には歩くのも困難になるほどの盛況っぷり。今年のテーマは「日タイ修好125周年」で、両国の関係を紹介した展示ブースでは日タイの歴史とともに、タイの民族楽器の演奏や、果物を使ったカービングが披露されていた。式典には鳩山元首相夫妻も訪れ、タイ料理に舌鼓を打ちながらタイ王国の関係者と親交を深める一幕も。

ステージでは、タイの洪水への支援を感謝するコンサートをタイ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏や、ムエタイショー、タイ舞踊なども披露。常に大勢のお客さんで賑わいをみせていた。中でも人気だったのは台湾や香港で大人気で、今夏日本でもデビューが決まったタイ女性歌手Newwy。彼女は今年のPARCO渋谷店の春服カタログモデルに出演したこともあり、すでに一部で人気が高まっている注目のアーティストだ。

ケヤキ通りに並んだフードブースはさまざまなタイ料理を提供しており、タイのビールシンハーや、タイのフレッシュジュース片手にタイ料理を満喫する老若男女でぎっしり。ナリナリドットコム取材班も負けじとシンハービール片手に、定番料理から、少し珍しいタイ料理まで挑戦してきた。

タイ料理では定番の香辛料とココナッツミルクでスパイシーに仕上げたグリーンカレー。多くのお店で提供していることもあって、食べ比べを楽しむ人も多い。米粉から出来た麺を使ったタイ風パッタイ、ホーリーバジルの葉とひき肉を炒めたスパイシーなガパオといった定番はどのお店も充実。たくさんの香草が入ったスパイシーなイサーンソーセージ、青パパイヤとにんにく、唐辛子、ライム、ナンプラーで味付けされ、すっぱくて、甘くて、辛いソムタム。牡蠣入りお好み焼き(スイートチリ味)、海老の春巻き(スイートチリソース味)、揚げパン(練乳付き)、鶏肉の串(カレー風味)など、日本でもおなじみの食べ物をタイ風調味料で味付けされたものも。右から左まで、タイ料理好きは「あれ食べたい…これ食べたい…」と迷ってしまうこと間違いないだろう。

暑い国ならではのたくさんのフルーツ各種も並んだ。独特な香りと濃厚な味わいで有名なドリアンは果物の王様と呼ばれるが、フルーツの女王と呼ばれるマンゴスチンは、香りも味も上品。外側の殻は爪で簡単にぼろぼろと剥くことができる。中の白い実はやわらかく、とろりとして果物の甘みが口の中でとろけるフルーツだ。

お伝えした以外にもたくさんのタイ料理、文化が並ぶタイ・フェス。代々木は13日も行われるほか、2012年5月19〜20日には大阪城公園・太陽の広場、2012年5月26〜27日には名古屋市の久屋大通公園久屋広場でも開催される。タイ・フェスファンも、そうでない人も、美味しいごはんを食べながら、タイの文化に触れ合ってみてはいかが?



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