今年のバラエティ視聴率1位は? トップ50では日本テレビの強さが際立つ。

2011/12/08 19:00 Written by Narinari.com編集部

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3月11日の東日本大震災の影響や、第一線を走り続けた島田紳助氏の芸能界引退、そして折からの番組制作費削減の流れなどにより、バラエティ番組は大きな転換期を迎えつつある。そんな2011年、今年もたくさんの番組が放送されてきたが、人気番組の指標となる平均視聴率が良かったのはどの番組なのだろうか。現在発売中の雑誌「日経エンタテインメント!1月号」(以下、日経エンタ)では「バラエティ番組平均視聴率ランキングTOP50」を発表している。

このランキングは今年1月1日から11月20日までに放送された、レギュラー放送開始時間が18時56分から23時台のバラエティ、音楽番組が対象。ビデオリサーチ関東地区のデータをもとに、日経エンタ編集部がまとめた。

その結果、今年平均視聴率が最も高いバラエティ番組は、15.7%の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に。島田氏が司会を務め、時に法律から脱線しながら多くのファンを獲得してきた同番組だが、島田氏引退後もそれほど視聴率に影響は出ず、抜群の安定感で年間1位を獲得した。

2位は15.0%の「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)、3位は14.8%の「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)と「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)と、ここまで日本テレビの番組が独占している。

そして5位は14.6%の「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」(テレビ朝日系)、6位は14.5%の「ぴったんこカン・カン」(TBS系)、7位は14.4%の「ホンマでっか!? TV」(フジテレビ系)、8位は14.2%の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)、9位は14.0%「ネプリーグ」(フジテレビ系)、10位は13.9%の「NHK歌謡コンサート」(NHK)、「しゃべくり007」(日本テレビ系)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の順となった。  

全体的な傾向としては、日本テレビの強さが際立つ一報で、かつてのバラエティ番組の雄・フジテレビは苦戦。また、50位までのランキングでは、昨年に比べ平均15%以上の番組が4分の1まで激減している。今年の15%以上はわずか2番組と、寂しい状況だ。

なお、「日経エンタテインメント!1月号」では50位までの全ランキングや、テレビ証券メンバーによるバラエティ番組の考察、連続ドラマの平均視聴率ランキング、CDの年間シングルランキング、映画の年間興行ランキングなど、2011年のデータをもとにさまざまなエンタメを分析しているので、詳細はそちらを参照。全国の書店・コンビニのほか、日経BP社の通販サイトからも購入できる(//ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/ENT.html?trn)。

※この記事は「日経エンタテインメント!」編集部の許諾を得て作成しています。

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