お笑いコンビ・令和ロマンのくるま(31歳)が、ドキュメンタリーバラエティ番組「世界の果てに、くるま置いてきた」(ABEMA)の未公開特別映像に出演。芸人が“闇落ちする”理由を分析し、ひろゆきを「観察力すごいですね」と感心させた。

「世界の果てに、○○置いてきた」シリーズ(通称:せかはて)は、著名人を世界の果てに置き去りにし、そこから垣間見える現地のリアルな様子や旅での触れ合いを通して、「人はなぜ旅をするのか?」「“人生”という旅の目的は?」という考えに迫る番組。これまで放送した2シリーズでは、実業家・西村博之氏と俳優・東出昌大がアフリカ横断、さらに南米横断に挑戦した。今回のシリーズ第3弾「世界の果てに、くるま置いてきた」では、令和ロマン・くるまが、移動手段はローカル路線バスやヒッチハイクなどの基本陸路のみというルールの中、南アジア縦断を目指していく。
今回の未公開映像では、インドからブータンに向かうバスの車内で、ひろゆきと芸能界の裏側について語り合う場面を公開。ひろゆきが「めちゃくちゃ面白いコメディに関わる人は、メンタルが病んでしまう法則があるんじゃないかって気がしてて」と話題を振ると、くるまは「ピン芸人ってめっちゃ変な人とか闇落ちする人多いんですよ」「普段めちゃくちゃ喋んない人とか」と頷く。
そして、くるまは「コメディって同じアクターの中でも1番オンオフがない職業」と分析。「ずっとオンを強いられたりする」とし、「芸人とか街中で『くるまさんだ』ってなるから『明るくなれ』って感じじゃないですか。それによって自己が分裂したり見失ったりする人が多い。わかんなくなっちゃうんです」と解説した。
「ハイテンションキャラで売っちゃったから、ハイテンションでいなきゃいけない自分と本当の自分があって。『どっちが本当の俺だ』みたいな感じで病む」と、芸能人が陥りがちなアイデンティティの危機について語った。
また、くるまは「“笑われる”って健康に良くないらしいんですよ」「漫才とかM-1とかで権威づいてくると“笑わせてる”と思えるけど、テレビとかドッキリで落とし穴かかるとか、どんだけ『これが俺の仕事だ』と思っても、人間の本能的に、陥れられてるし、やっぱ体に良くはない。溜まっていくらしいです。ストレス値として」と発言。
「だから、結局ある程度のところで、結婚してパパタレントとかになったりとかする。お笑いあんましなくなる。『あいつは丸くなった』とか言うけど、あれはただの防衛本能。本人が無理って自覚してなくても、無理です」と、芸人のキャリアへの影響も分析し、ひろゆきを「観察力すごいですね」と感心させた。