生中継にプロポーズ映り込む、リポーターが急遽2人にインタビュー。

2011/08/12 17:39 Written by Narinari.com編集部

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ニュース番組でよく目にする、現場からの生中継映像。現場の状況をより分かりやすく視聴者に伝えるための有効な手段だが、中継しているそのときも世間の状況は刻一刻と変化し続けているから、時には中継のカメラが偶然別の決定的瞬間を収めてしまう場合もある。先日、米国の地方局で放送されたニュース番組の中で、空港から報告していたリポーターの背後に、恋人に膝を付く男性の姿があった。これに気が付いたカメラマンに促されたリポーターは2人を呼び、リポートの内容を変更したそうだ。

米放送局ABC系列KMBC-TVによると、この中継は8月4日朝に放送した同局のニュース番組でのこと。この日「健康食材はなぜコストが高いのか」に関する話題を伝えるため、ミズーリ州のカンザスシティー国際空港の入口付近から、女性リポーターが中継で報告を伝えていた。日ごろよくある何気ないニュースの1コマ、となるはずだったのだが、このときに限ってはカメラが別の瞬間も捉えてしまい、驚いて注目した視聴者も少なくなかったかもしれない。

その映像は、8月4日付で同局がYouTubeに「Man Proposes During Reporter's Liveshot」(//youtu.be/BiT6Oz-4FRg)のタイトルで公開。中継が始まった瞬間、スタジオのキャスターとやり取りをしているリポーターの後ろで、すでに離れるのを惜しむように仲睦まじく戯れている2人の男女が映っている。キャスターとのやり取りを終え、報告に入るリポーター。それと同時に画面はVTRに切り替わるが、その直前に男性が女性の前で膝を付く瞬間が捉えられた。

そして、VTRが終わると、女性リポーターは中継に映り込んでいた2人を「こっちに来て」とカメラの前に。当初、原稿を読んでいたリポーターは全く気が付いていなかったそうだが、一部始終を目にしていたカメラマンが「彼がいま、彼女にプロポーズしたぞ」とリポーターに耳打ちしたという。「最初はからかっているのかと思った」というリポーターも、後ろを振り返って様子に気づき、すぐに2人のリポートに切り替えたそうだ。

簡単に視聴者に2人を紹介すると、「これは本当なの?」と彼女に尋ねるリポーター。「本当よ」と答えた彼女は、「何て返事したの?」と聞かれると、幸せそうに「Yesって」と話し、男性のプロポーズが成功したことを明かした。彼氏はコロラド州グリーリーの小学校の先生、彼女はノーザン・コロラド大学に通う20歳の学生だという。

プロポーズを成功させた2人は、9月にも身内だけで結婚式を行う予定とのこと。まさかの出来事でプロポーズがテレビの前の視聴者にも伝えられてしまった2人だが、このハプニングは多くの人たちの心もホッコリとさせたに違いない。

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