「ハッピーバースデイ、トニー・ベネット！」。“宇宙一権威のある歌手”と称されることもあるトニー・ベネットが、8月3日（日本時間4日）に85歳の誕生日を米国で迎えた。60年以上のキャリア、100枚を超えるアルバム、15のグラミー賞を誇り、今もなお現役を続ける85歳はもはや“生ける伝説”だ。

そんなトニー・ベネットとレディー・ガガの、60歳差の奇跡のデュエットが彼のニュー・アルバム「デュエッツII」で実現している。レコーディングはつい先日終えたばかりで、ガガは1,200万人を超えるTwitterのフォロワーに対し、ウィスキーを飲んで酔っ払いながらトニーにキスしている写真を公開して話題を呼んだのだが、そんなガガがトニーの誕生日を祝福する動画を発表。「Happy Birthday to You」を歌い、「またウィスキー飲もうね、グラスにキスマークつけて待っているわ」と、熱いメッセージを贈っている。

なお、「デュエッツII」にはガガのほか、先月23日に急逝したエイミー・ワインハウス、ノラ・ジョーンズ、マライア・キャリー、シェリル・クロウ、ブラック・アイド・ピーズ、ジョッシュ・グローバン、ジョン・メイヤー、マイケル・ブーブレなど、ジャンルを超えた世界中のスーパーボーカリストとトニーのデュエットを収録。現在の音楽界を作り牽引してきたトニーと、ガガやエイミーなど新世代の大いなる才能の化学反応は注目を集めそうだ。


☆トニー・ベネットとは

1926年NYクイーンズ生まれ。1950年に米Columbiaレコードと契約（名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティスト）。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット（グラミー賞2部門受賞）を記録した。2006年には生誕80年を記念したデュエット・アルバム「デュエッツ：アメリカン・クラシック」が全世界で300万枚のセールスを記録している。