吉井コーチが親友・伊良部さん追悼「友達のブーブーが逝ってしまいました」。

2011/08/01 01:45 Written by Narinari.com編集部

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先日亡くなった伊良部秀輝さんと2001年にエクスポズ(現在のナショナルズ)でチームメイトとなり、その後も親友として交流を続けていた日本ハムの吉井理人コーチが、公式ブログで伊良部さんとの思い出をつづっている。

「わしの友達のブーブーが、逝ってしまいました」から始まる7月31日付けのエントリー「ブーブー」は、伊良部さんの生前の人柄や野球への想いなどについてを、親友の目線から語った内容。伊良部さんは「寂しがりやのくせに強がりで、でも、やさしくて繊細な心を持った笑顔がキュートな男」で、「野球好きというより、投球(投手)にものすごく興味をもっていて、いつも、究極の投球理論を作りたい」と話していたという。

伊良部さんはかつて超一流選手が集うヤンキースに所属していたため、「ストライクが入らなくなったときの応急処置はどうしたらいいか、クレメンスが教えてくれたとか、ライアンはこう言うけどハーシュハイザーこう言うねんとか、ウエルズのカーブはこうやでなどなど、野球選手ならよだれがでるようなおいしい話」をたくさん持っており、吉井コーチに惜しみなく話してくれたそう。

また、以前2人でピッチングの本を出すための打ち合わせをした際に、伊良部さんは「スランプの選手や、投げ方がわからなくなった投手を、じっくり語り合いながら教えたいんです」との想いから、「僕は3軍のコーチをやりたいんです」と夢を語っていたそうだ。

吉井コーチは現在、日本ハムの1軍投手コーチを務めているが、「わしの投球理論は彼に大きく影響を受けています」とも。そして「できるだけ、彼の魂を後輩達に伝えていきたいと思います」と、伊良部さんが叶えられなかったコーチの夢を引き継ぎ、彼の投球理論を吉井コーチが伝えていくと約束している。

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