女性が「1人ラーメン」難しい理由は、新横浜ラーメン博物館が調査。

2011/04/12 13:21 Written by Narinari.com編集部

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街にはたくさんのラーメン店があり、メディアでも語られる機会は多いのに、女性にとってはハードルが高いと言われる“1人ラーメン”。そんな女性の1人ラーメンについて、新横浜ラーメン博物館は「女性がなぜ1人でラーメン店に行きづらいのか?」という疑問を探るべく、調査を実施した。

この調査は新横浜ラーメン博物館に来館した女性を対象に行われたもの。まず、「1人で行く(行ける)ラーメン屋さんはありますか?」とたずねたところ、「YES」は28.8%、「NO」は71.2%となった。以前に比べれば、近年は女性の1人客を見かける機会は増えているが、まだまだ抵抗を感じている女性は多いようだ。

次に「行けない理由」についてを質問。すると、トップは「もともと1人で外食しない」(27%)、「食事のスピードがプレッシャーになる」(19%)、「人目が気になる」(17%)、「清潔感がない」(15%)、「怖いイメージがある」(11%)という回答が続いた。また、「その他」(11%)では、「男性店員や男性客が多い」という意見も。

では、どのようなお店なら、行ってみようと思うのだろうか。イメージを挙げてもらったところ、「店舗内に女性が多い」「女性が好むメニューがある」「女性を意識した内装」「食後もゆっくりできる」といった点が目立つ結果となった。

新横浜ラーメン博物館によると、一般的なラーメン店における女性の来店比率は約2割で、多くても3割程度だという。ただ、広い化粧室、自由に使用できるアメニティーや髪止め用のゴム、先にミントを付けた爪楊枝、オリジナルの手作りスイーツといった女性や子ども向けのサービスを徹底することで、女性の来店比率6割を誇る東京・渋谷「麺の坊 砦」のような店もある。女性客の掘り起こしのためには、店側が環境を整えることも今後大切なポイントとなっていきそうだ。

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