ケータイ各社がラインアップの拡充に力を入れ、本格的な普及期に入ったスマートフォン。そんなスマートフォンについて、特に女性はどのような意識を持っているのか、MMD研究所は「女性のスマートフォン利用に関する調査」を実施した。

この調査は10〜30代のスマートフォン所有者300人とスマートフォン非所有者400人を対象に行われたもの。まず、スマートフォン非所有者に対して、スマートフォンの購入意向をたずねたところ、「購入に前向き」は45.0％となり、中でも20代女性は半数が前向きという結果が出た。その理由としては「アプリが豊富だから」「インターネット機能が使えるから」が上位に挙がっている。

次に、「欲しいスマートフォンの色」についてたずねると、トップは「ピンク」（43.9％）に。先日、NTTドコモが発表したソニー・エリクソン製のスマートフォン「XPERIA arc」のSakura Pink（サクラピンク）のように、徐々に黒や白といったシンプルな色以外のカラーも出てきているが、やはり「かわいい色」を欲しいと考える女性は多いようだ。以下、2位は「白」（37.8％）、「黒」（36.7％）、「赤」（34.4％）、「水色」（24.4％）、「青」（22.8％）、「緑」（15.6％）、「黄色」（11.7％）と続いている。

さらに「スマートフォンに求めること」についても質問。すると、「赤外線」「防水機能」「電波」がそれぞれ7割を超え、これに「軽い」（49.4％）、「カラフルでかわいい色」（48.9％）、「ワンセグ」（46.7％）、「コンパクト」（45.6％）が続いた。中でも「かわいい色」や「コンパクト」は女性らしい意見と言えそうだ。

一方でスマートフォン所有者に対し、「スマートフォンを持って変わったこと」をたずねたところ、「わからないことがあると自分ですぐ調べるようになった」「別に音楽プレイヤーを持つ必要がなくなった」「動画をよく見るようになった」が上位に。また、現在所有しているスマートフォンへの不満をたずねると、「携帯公式サイト・Flash・赤外線に対応していない」「電波が弱い」といった声が上位に挙がっている。特にiPhoneユーザーに絞って結果を見たところ、「Flash非対応」と「電波の弱さ」が突出していた。