「自分で掴んだ5年間は何だったんだ」平野綾がTwitterで悩みを告白。

2010/11/18 08:59 Written by Narinari.com編集部

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「笑っていいとも!」(フジテレビ系)や「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)など、テレビの人気番組への出演が急増している声優の平野綾。10月から始まった深夜番組「ピカルの定理」(フジテレビ系)にはレギュラーで出演しており、声優がテレビ出演すること自体が少数である中、彼女の活動は異例と言っても良いだろう。しかし、そんな昨今の状況に対し、平野綾はTwitterで苦しい胸の内を吐露している。

「声優として本格的に活動しだしてから、自分でつかみ取ってきた五年間は何だったんだと本気で思う」

Twitterでそうつづった平野綾。彼女によると、事務所内で部署変えがあり、現在所属するチームは「今まで出した私の曲を知っていたり、出演したアニメの作品を知っているスタッフが一人もいない」のだという。それが「今一番の悩み」であり、「私が積み重ねてきた今までを、全て否定されてる」ように感じるそうだ。

「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」など、人気アニメでも主役の声を演じてきた平野綾だが、急増するテレビでのタレント活動に反して昨今の声優業はやや控えめ。Twitterでの告白を見る限りそれは彼女の意思ではなく、あくまでも事務所の意向と考えて良さそうだ。ただ、平野綾は、「急な路線変更で正直仕事がなくなるだろうと諦めていたので、こうしてテレビで使っていただけるのは本当に有り難い」とも語っている。

また、現在の状況で彼女が最も嫌なことは「ファンのみんなを動揺させてること」だという。明らかに仕事の内容が変わったことに対して良くない感情を抱くファンも多く、Twitter上でも批判の声が寄せられていたが、自身もファンの心情を理解しており、心を痛めているそうだ。

10月31日には「仕事の幅が広がることで、喜んでくださる方もいれば不安になられる方もいます」と昨今の変化に触れた上で、「言葉で伝えられる媒体がない今、このツイッターという手段を活かさない手はありません」とし、その通り、Twitterを通じて自らの考えを発信し続けている。

「自分では声優やってる私が一番好き!」とツイートする反面、「13年間今の事務所なのは、声優をやりながらもいずれ仕事の幅を広げて舞台やテレビに出れたらという思いがあったから」「声優が声優しかしちゃいけないとは思っていない」とも考えており、「上手く色々な仕事を共存させていける道を、方法を見つけたいだけなんです」 と訴える平野綾。声優としての活動を大切にしたい想いと、それ以外の活動も広げていきたい想い、そして事務所への不満が複雑に交錯しているようだ。

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