子どもが好きな野菜1位は「トマト」、嫌いな野菜の1位は「ピーマン」に。

2010/08/26 08:56 Written by Narinari.com編集部

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昔から「嫌いな食べ物」として名前が上がることが多い野菜たち。体に良いことは理解しつつも、どうしてもその味になじめず、特に食事の選択に自由が利かなかった子どもの頃に苦労したという人も多いのではないだろうか。そんな野菜たちは、現代の子どもにはどのように受け入れられ、嫌われているのか。バンダイは8月31日の「野菜の日」に向けて、「お子様の好きな野菜、嫌いな野菜は何ですか?」とのテーマでアンケート調査を実施した。

この調査は3歳から12歳の子どもを持つ保護者1,500人(男の子の保護者750人、女の子の保護者750人)を対象に行われたもの(※雑誌、新聞、ネットでのアンケート付きプレゼント企画応募者よりランダム抽出)。まず、「子どもが好きな野菜」についてたずねたところ、男女総合トップは「トマト」(27.2%)だった。男女別でも「トマト」はそれぞれの1位となっており、ダントツの人気を獲得していることがわかる。総合2位以下は「きゅうり」(19.3%)、「にんじん」(17.6%)、「じゃがいも」(13.9%)、「ブロッコリー」(9.1%)、「キャベツ」(6.9%)と続いた。

一方の「子どもが嫌いな野菜」は、男女総合では「ピーマン」(27.0%)がトップに。男女別でもやはり2位に大差を付けて「ピーマン」が1位となっており、圧倒的に嫌われてしまっているようだ。総合2位以下は「トマト」(13.0%)、「なす」(12.3%)、「きのこ類(主にしいたけ)」(7.8%)、「ネギ」(7.1%)、「にんじん」(6.7%)と続いた。

好き・嫌いで特徴的なのは、「トマト」が好きな野菜の1位であると同時に、嫌いな野菜の2位になっていること。好きな理由としては「トマト独特の甘みが果物を連想させる」との声が寄せられているが、嫌いな理由としては「中から、プチュッと出てくるのを嫌がる」といった、食感が苦手だという子どもが多いようだ。

こうした結果について、野菜ソムリエのKAORU氏は「好きな野菜のトマトやにんじんは、品種改良などえ甘さを追及したものが多く出回り、ジュースなどの加工品も増えていることが人気の一因と思われます」「味覚や未発達な子どもは、ピーマンやなすなどの苦みや青臭さ、独特の食感により苦手意識を持ってしまいがちです」と分析。

そして「なぜその野菜が体に必要なのかを伝え、切り方や調理法を変えたり、好きな食材や調味料と組合せるなど、親が工夫をしてサポートしてあげましょう。“嫌い”を克服すると、喜びや達成感が生まれ、子どもの心の成長にもつながります」とアドバイスを送っている。

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