ファミコン世代のゲーム意識、役に立ったこと1位は「友人が増えた」。

2010/08/25 20:05 Written by Narinari.com編集部

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東京工芸大学は8月25日、モバイルリサーチによる「ファミコン世代のゲームに関する意識調査」の結果を発表した。小学生から高校生の頃にファミリーコンピュータで遊んだことのある、いわゆる“ファミコン世代”は、大人になった今はどのようにゲームと関わっているのだろうか。

この調査は東京工芸大学が8月11日から13日までの3日間、全国の35歳〜44歳の男女1,000人を対象に実施したもの。まず、「現在もコンピュータゲーム(以下、ゲーム)で遊んでいるか」をたずねたところ、79.2%が「現在もゲームで遊んでいる」と回答した。また、「遊んでいる」という792人に対し、「現在遊んでいるゲーム端末の種類」を複数回答形式でたずねたところ、トップは「携帯電話」(71.8%)に。以下、「ニンテンドーDS/DS Lite/DSi/DSi LL」(59.2%)、「パソコン」(43.2%)、「Wii」(39.8%)、「プレイステーション2」(37.8%)、「プレイステーション・ポータブル/PSP go」(16.8%)、「プレイステーション3」(11.5%)、「ニンテンドーゲームキューブ」(3.4%)、「Xbox360」(1.6%)と続いている。

次に「ゲームで遊ぶ場所」について複数回答形式でたずねたところ、「自宅のリビング」(81.2%)が1位。これに「自宅の寝室」(50.6%)、「電車の中」(26.4%)と続き、この結果から“ファミコン世代”がゲームを楽しむのは自宅内が中心である様子がうかがえる。

また、「一日あたりのゲームに費やす時間」は「30分〜1時間未満」(31.7%)が最多で、全体を平均すると65分となった。

調査はさらに掘り下げ、「かつて遊んだゲームで久しぶりに遊んでみたいファミコンゲーム」を複数回答形式で質問。すると、上から順に「スーパーマリオブラザーズ」(50.3%)、「テトリス」(43.3%)、「ドンキーコング」(36.6%)、「ドラゴンクエスト」(34.1%)、「マリオブラザーズ」(32.8%)となった。男女別では異なる傾向が現れており、男性は上から「スーパーマリオ」「ゼビウス」「ドラクエ」「ファミスタ」「ドンキーコング」の順、女性は上から「テトリス」「スーパーマリオ」「ドンキーコング」「マリオブラザーズ」「パックマン」の順となっている。

続いて「これまでにゲームをやっていて役に立ったこと」をたずねたところ、最多は「ゲームの話題で友人が増えた」(31.5%)。以下、「反射神経が鍛えられた」(27.4%)、「集中して物事を行えるようになった」(17.7%)、「歴史に詳しくなった」(15.0%)と続いた。

そして将来のゲーム像のひとつとして、「シリアスゲーム(エンターテインメント性だけでなく、教育や医療も主目的とするゲーム)で実現して欲しいこと」をたずねたところ、「認知症の防止」(47.7%)がトップ。これに「子どもの学習効率向上」(42.1%)、「公共マナーに対する意識の向上」(39.9%)が続き、ほかにも「子どもの志しが高くなる」(21.8%)、「育児能力向上や児童虐待防止」(20.2%)、「政治に対する関心の向上」(17.5%)などに期待する人が多いようだ。

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