「アルミ缶回収で結婚資金捻出」カップルがゴール、予定通り挙式へ。

2010/06/30 11:41 Written by Narinari.com編集部

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昨年10月に婚約したものの、結婚式の費用が捻出できずにいたある米国人カップル。彼らはアルミ缶を集め、リサイクル施設に売却することで資金を得ようと、同12月に「Wedding Cans」プロジェクトを開始しました。当初は集まりが鈍く苦戦気味でしたが、約半年を経て目標の金額に到達。予定通り、7月31日に結婚式を挙げるそうです。

このカップルはワシントン州スポケーンに住む男性ピーター・ゲイヤーさんと、婚約者のアンドレア・パリッシュさん。以前から仕事に利用するためにアルミを集めていたゲイヤーさんは、結婚式のため「アルミ缶を集めて、売却したお金を費用にしよう」と、アルミ5トン分となる40万缶を集める計画を発案しました。

しかし、2人で40万本もの缶を集めるのは困難な道のり。そこでプロジェクトの公式サイト「Wedding Cans」では缶そのものを募ると同時に、「缶の回収は環境に良い」ことをアピールした上で自分たちの計画に協力を呼びかけて寄付金を募り、その金額を缶の本数に換算するという仕組みを採用しました。すると、大きな団体の協力もあって20万缶を超える缶が寄せられ、寄付金と合わせると40万缶分に(缶:280,806本/寄付金:119,194缶分)。無事、目標に到達となりました。

そして、実際に缶を売却して得たお金と寄付金の合計額のうち、40%は結婚資金に充て、残りの60%は「国境なき医師団」などのボランティア活動に寄付するそうです。

今回のプロジェクトにより、2人が使える結婚資金は約3,800〜4,000ドル程度。米国の平均的な結婚資金はだいたい25,000ドルと言われていますが、彼らは贅沢をしたくないとの意向から、料理は持ち合い、会場のデコレーションも自分たちで行う予定です。

ちなみに、彼らのプロジェクトがネットで話題になったことで、同様の活動を始めたカップルもいるそう。そうした人たちがいると聞いた2人は「とても喜ばしいことだ」と語っています。

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