「犬型」と「猫型」、それぞれを選ぶ人の性格にハッキリとした違い。

2010/01/29 21:44 Written by Narinari.com編集部

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人の性格を表現するのに「犬型」「猫型」という言い方をすることがあります。心理診断のクイズなどでもよく用いられるため、自分が「犬型」か「猫型」か、なんとなくイメージしている人も多いかもしれません。

この「犬型」や「猫型」と言われるキャラクターについて、米テキサス大学心理学部のサム・ゴスリン教授が、4,565人を対象にあるアンケート調査を行いました。それは自分が「犬型」「猫型」のどちらに分類されるかを選んでもらった上で、それぞれのタイプの人がどのような性格の持ち主なのか、傾向を探ろうというものです。

同大学の発表によると、調査方法はまず、対象者に自己診断で「犬型」「猫型」、それに「両方」「どちらでもない」を加えた4つの選択肢の中から、最も当てはまるモノを選択してもらいました。すると「犬型」は46%、「猫型」は12%、「両方」は28%、「どちらでもない」は15%という結果に。

さらに心理学でビッグ・ファイブと呼ばれる、人の性格の特徴を複数因子で測るテストを実施。これは人間の持つパーソナリティーを類型化するためのテストで、外向性、協調性、勤勉性、情緒安定性、そして開放性という5つの因子をそれぞれ測ります。

するとテストの結果では、このビッグ・ファイブが「犬型」は「猫型」に比べて、外向性、協調性、勤勉性の3因子が高い結果となりました。反対に「猫型」は「犬型」に比べて、情緒不安定性、開放性が高いという結果が出たのです。

もちろんこの研究は本当の犬や猫が、こういった性格であるということを示しているわけではありません。しかし、個々人がそれぞれ「犬型」と「猫型」をイメージした際に、同じタイプを選んだ人々同士に、しっかり共通する性格が存在しているというのは面白い傾向と言えそうです。

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