フレーバーの数は860種類、ギネスも認定したアイスクリーム専門店。

2010/01/20 15:46 Written by Narinari.com編集部

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コシヒカリ、焼き海苔、枝豆、うなぎ、味噌カツ――これらは日本各地で実際に販売されている“ご当地アイスクリーム”のフレーバーの一例。地元の名産品や名物を練り込んだアイスクリームはたびたびメディアでも取り上げられ、驚きと発見を与えてくれますが、遠くカリブ海に面した国のベネズエラにも、多種多彩、奇抜なフレーバーのアイスクリームを提供する店があり、当地で人気を呼んでいます。

英放送局BBCによると、この店はベネズエラ西部メリダ州で30年近く営業している「コロモト」というアイスクリーム専門店。オープン時にはバニラ、イチゴ、チョコレート、ココナッツの4種類だったフレーバーは、50キロのアイスクリームをムダにしながら試行錯誤の末に完成した「アボカド」味をきっかけに、ラインアップを充実させてきました。

現在提供しているフレーバーは常時60〜80種類で、それに加えてシーズンごとに販売する季節限定フレーバー、ときどき手に入る食材を使用して販売する限定フレーバーなどもあります。これまで提供したフレーバーは860種類にも及び、この数はギネスブックにも認定されているそうです。

「コロモト」はフレーバーの数が多いことに加え、原料はすべて自然のモノで、人工的な添加物などは一切加えていないのも自慢。それでは、どのようなフレーバーがあり、どれが人気なのでしょうか。

同店のオーナーを務めるホセ・ラミレズさんによると、一番人気は「マグロ味ですね」。本当にマグロのチャンク(塊)を入れ、濃厚な味が楽しめる一品とのこと(※日本では神奈川県の三崎港で、これに似たマグロアイスクリームが販売されています)。ほかにも「マカロニ」「サーディンのブランデー漬け」「キノコのワイン漬け」「ニンニク」「カニクリーム」、ベネズエラの伝統料理「パベジョン ・クリオジョ」(牛肉、ライス、プランテーン・バナナ、黒豆の煮物が盛られた料理)をモチーフにしたものなど、かなり変わったフレーバーが揃っています。

しかし、変わっているのはフレーバーだけではありません。アイスクリームに付けられた名前も「ブリティッシュ航空」「ごめんね、ダーリン」「バイアグラの望み」など、かなり個性的。一体何の味なのかさっぱり連想できない上に、「バイアグラ」は化学的に生成された薬物なので「全然ナチュラル原料にこだわってないじゃん!」とのツッコミも聞こえて来そうですが、実際にはハチミツと花粉(!?)を使用しているだけなので、「ご安心ください」とのことです。

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