富士通が世界最小のマルチタッチPCを発表、5.6型液晶で重さは500g未満。

2009/12/05 18:26 Written by Narinari.com編集部

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かつては小型ノートパソコンへのニーズは「日本市場独自のモノ」という時代もあったものの、ネットブックの登場以降、昨今は世界的な盛り上がりを見せている。国内外メーカーから持ち運びに便利な小型ノートパソコンが次々と登場しているが、富士通は12月2日、海外で重量わずか500グラムに満たない「LifeBook UH900」を発表した。同社は「最も小さいマルチタッチハンドヘルドPC」としている。

「LifeBook UH900」はWXGA表示対応の5.6型液晶を搭載した「長財布のサイズ」(富士通より)の製品。そのサイズは幅20.4センチ×奥行き10.65センチ×高さ2.38センチとかなり小柄で、「どんなハンドバッグでも、ポケットにさえも入れられる」と、そのサイズの魅力を説明している。

OSにはWindows 7を搭載し、同OSが標準で備えているマルチタッチにも対応。これにより、指で画面に触れながら、マウスと同等の操作やジェスチャー操作もできる。ほかのスペックは62GBのSSD、CPUはAtom Z530プロセッサ、無線LAN、Bluetooth、3.5GのワイヤレスWAN、ウェブカメラ、ステレオマイクなどで、バッテリ駆動時間は約3時間(※駆動時間を延ばすモードも用意)、本体色はMocha Black、Fiery Red、Vintage Goldの3色。

ちなみに、今年1月にソニーが発表し、ジーンズのバックポケットに入れる広告ビジュアルが話題を呼んだ8型ウルトラワイド液晶搭載の「VAIO type P」は、幅24.5センチ×奥行12センチ×高さ1.98センチで重量は634グラム。液晶のサイズやスペックも異なるため単純な比較はできないが、それよりも一回り小さいサイズと考えれば、「LifeBook UH900」がどの程度の大きさなのかイメージしやすいかもしれない。

今回の発表は富士通PCアジアパシフィックが行ったもの。プレスリリースでは価格などには触れていないが、台湾のショッピング情報サイト「ePrice」香港版では、10,980香港ドル(=約1,417米ドル=約12万8,000円)と伝えている。日本での正式発表が楽しみだ。

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