四角いハンバーガーも、日本とはちょっと異なるフランスのマクドナルド。

2009/11/30 13:22 Written by Narinari.com編集部

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世界中に展開しているマクドナルドは、“世界共通”で定番のメニューが味わえる一方で、細かな部分では国によっていろいろな違いがある。今回は、フランスのマクドナルドを訪れてみた。


◎“四角い”ハンバーガー「Le M」

「チキンタツタ」や「月見バーガー」のような日本独自メニューがあるように、海外のマクドナルドにも、日本では販売されていないメニューが数多く存在している。フランスもそうしたメニューがいくつも販売されているが、そのひとつが昨年から登場した季節限定の“四角い”ハンバーガー「Le M」だ(※フランス限定ではなく、ヨーロッパの一部の国で販売されているメニュー)。

「Le M」は単品が約600円、セットが約900円。素材にこだわった高級志向のハンバーガーということもあるが、日本のマクドナルドの基準で考えると少々お高めだ。単に“四角い”だけでなく、ほかのメニューとは異なる特徴的な部分がいくつかある。

まず、バンズは通常のバーガーメニューに使用される柔らかで甘味のあるものとは異なり、よく焼きしめられたパンに近い。味付けはシンプルな塩味で、余計なソースなどはなし(ややしょっぱめ)。ビーフパティもハンバーグというよりは、粗く挽いた挽き肉がゴツゴツとしている食感で、日本のマクドナルドのメニューから想像するビーフパティとは、かなり異なる印象だ。具材はレタス、トマト、チーズが挟み込まれていて、美味しく味わうことができた。

11月14日からはこの「Le M」の系譜にある新商品として、やはり“四角い”ハンバーガーの「Savoury」(味わい/風味などの意)の販売がスタート。こちらは少し酸味のあるマヨネーズ風味のソースと、レタス、トマト、チーズ、ベーコンといった具材を挟み、シンプルな味付けの「Le M」よりも賑やかな印象だ。


◎フライドポテトにはソースが付属

日本のマクドナルドと異なる点として、フライドポテトに「Pommes Frite Sauce(ポテトフライソース)」が付くことも挙げられる。このソースは、ほぼマヨネーズというイメージで間違いないが、フランスでは“ポテトにマヨネーズ”は普通の光景で、マクドナルドが各国の食文化に合わせたサービスを提供していることを示す一例と言えそうだ。


◎全粒粉の「ビッグマック」

日本でもおなじみのメニュー「ビッグマック」は、フランスでも販売されているが、通常の「ビッグマック」に加え、全粒粉のバンズを使用した「ビッグマック オ・パン・コンプレ」もラインアップされている。味は通常のものとそう変わらないが、フランスでは栄養やマクロビオティックにこだわる人が多いため、こうしたバリエーションが用意されているようだ。


◎「Mac Cafe」にも行ってみた

残念ながら日本では2度の挑戦も、うまくいかなかったカフェ業態店舗「Mac Cafe」(現在は一部店舗のカフェメニューブランドとして展開中)。海外では30以上の国で展開されており、スターバックスコーヒーへの対抗軸として、フランスには50店舗ほどある。

訪れた「Mac Cafe」の店内はオシャレな内装で、少し近未来的なデザイン。カフェラテやカプチーノといったドリンクメニュー、マカロンなどのスイーツ、クロワッサンなどのパンのほか、通常のマクドナルドのメニューも販売されている。ちなみに、「Mac Cafe」の駅貼り広告は、両手でハンバーガーを持つように、両手の指先でマカロンを持つデザインの、ちょっぴりシャレが効いたものだった。

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