昭和チックな「ヱヴァンゲリヲンスナック」が話題に、チープ感は狙い?

2009/09/11 14:54 Written by Narinari.com編集部

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子どもの頃、オマケ付きのお菓子に胸をときめかせた経験を持つ人も多いだろう。お菓子を食べることができる上に、オマケでも遊べるそれは、まさに一度で二度美味しい存在だ。最近のオマケといえば「食玩」が主流だが、中には電池で動くモノもあるというから、その“高級化”に驚かされることも少なくない。そうした進化の中、「まるで昭和に戻ったようなクオリティだ」と話題を呼んでいる人気アニメの「食玩」がある。ムービックが発売した「ヱヴァンゲリヲンスナック」に付いてくるオマケのことだ。

「ヱヴァンゲリヲンスナック」のオマケが“個性的”であると話題に上り始めたのは、7月の「ワンダーフェスティバル 2009[夏]」で先行販売されたのがきっかけ。8月下旬から9月上旬にかけて一般発売されたことにより、再び注目を浴び始めている。

お菓子自体はピザ味のスナック菓子で、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に登場するアイテムのオマケが付いて価格は1箱315円。オマケは主人公らが搭乗する「エヴァンゲリオン」や、敵である「使徒」、重要アイテムの「ロンギヌスの槍」などから、「リツコのライター」「第3新東京市ラーメン屋台」といったマニアックなアイテムに至るまで、その数は実に40種類にも及ぶ。発売元のムービックによると、そのほかにもシークレットアイテムがいくつか存在しているそうで、なんとも収集意欲をくすぐる企画だ。エヴァファンにとっては嬉しい企画であることは間違いないのだが、“個性的”と言われるには理由がある。

オマケの造形はデフォルメされているものの、じっくり見てみると細かい部分まで作り込もうと努力していることがうかがえる。しかし、問題なのは造形よりも色数。作品中では色も形も複雑な「エヴァンゲリオン」や「使徒」を2色(紫と緑、赤と白、など)のみで表現しているため、どうしてもチープ感を拭えないのだ。

ほかのアイテムもほとんどが2〜3色で表現されており、「EVA専用 スナイパーライフル」や「近接戦闘用プログレッシブ・ナイフ PK-01」といった武器系に至っては単色となっている。作品中の色彩とはかけ離れているため、ブロガーなどから「もう少し何とかならなかったのか」「食玩にしてもヒドいw」との声が相次いでいる……というわけだ。

明らかにムービックが“狙っている”感もある、思いきり昭和チックな作りのオマケが付いた「ヱヴァンゲリヲンスナック」。皆さんも、お店で見かけたら手にしてみてはいかが?

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