週明けの月曜日は事故率が突出、英保険会社が過去3年間のデータを調査。

2009/09/09 10:57 Written by Narinari.com編集部

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1週間の始まりとなる月曜日。週末に充実したプライベートな時間を過ごすほど、仕事や学校といった“日常”に引き戻される月曜日は、毎週気が重いという人も多いだろう。そんな月曜日の朝について、英保険会社が曜日別の事故率データを調べたところ、ほかの曜日に比べると事故に遭遇する率が突出して高いことが明らかになった。

この調査は英保険会社のハリファクス・ホーム・インシュアランスが、過去3年間の事故率データを調べたもの。ここで言う事故とは、交通事故やケガを伴うようなアクシデントだけでなく、家庭内の小さなトラブルも含まれている。例えば「ドライヤーが発火した」「お風呂の湯をあふれさせた」「パソコンに飲み物をこぼした」などの事柄も。こうした事故を検証した結果、1週間の中で月曜日の朝に発生した割合が32%と、ダントツの数字を示した。

では、なぜ月曜日は事故率が高いのだろうか。ハリファクス・ホームは、「月曜日の朝はまだ気持ちの緩みから注意力が足りず、その上急ごうとすることにより、家庭の事故の危険性が増す」と分析している。同社のデータにあった事故の事例としては、ほかに「トイレにiPodを落とす」「車をバックしてガレージにぶつかる」「慌てて家に入ろうとしてドアを壊す」といったモノもあったそうだ。

また、「もし週末に酒を楽しむなら、特に気を付けてください」と、二日酔いや睡眠不足による影響に注意を促している。月曜の朝に起きる事故では、二日酔いによる落ち度も多いためだ。

このデータを受けて、ハリファクス・ホームのマーティン・フォルズ上級マネージャーは「100%の力を出せないかもしれない月曜日は、多分に注意して欲しい」(英紙インディペンデントより)とコメント。また、心理学者のグレン・ウィルソン氏は、「休日は、平日の労働のプレッシャーから逃れるために楽しい時間を過ごす」とした上で、「当然の結果として、月曜日は体と脳の回復に苦労し、低いパフォーマンスと注意力散漫な状態になる」としている。休日と平日の気持ちの切り替えがなかなかできないという人は、特に“月曜日の危険性”を認識して行動する必要があるのかもしれない。

なお、ハリファクス・ホームは月曜日にそうした事故を避けるための5か条を挙げている。

・大量のカフェイン摂取を避ける。
・就寝時刻を遅くしない。
・早めに起きる。
・起きたら多くの水を飲み、健康的な朝食をとる。
・脳トレ(数独やクロスワード)をする。

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