米国の「子どもが育つのに最善」な環境の街、トップは宮崎の姉妹都市。

2009/08/22 11:56 Written by Narinari.com編集部

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子どもを持つ親なら、子どもが育つ環境を重視するのは当たり前のこと。安全面や教育水準はもちろん、成長に良い刺激があることなど、求める条件を挙げ始めればキリがありません。米国では、子どもの成長を第一に考えて引っ越しをする人が後を絶たないように、こうした子どものための生活環境をきちんと整えたいと考える人が多いようです。

そんな米国で重要視される大きな条件のひとつは安全面。やはり銃社会ゆえの犯罪数の多さから、安心して住むことができる街に住みたいという志向は強いものがあります。加えて、居住する地区が入る学区のレベルの高さもポイント。学区の評価が良ければ、その分、地区の家の価格が高くなる傾向があることからも、いかに重視されている条件なのかをうかがい知ることができます。

さて、そうした子どもの育つ環境を重視している米国人について、興味深いランキングが発表されました。米誌「The US News」が、「子どもが育つのに最善な環境の街」という調査を実施。全米2,000の都市における、子どもたちに好条件であるカテゴリ(安全、教育、リクリエーションの多さ等)をデータベース化して、それぞれを比較したのです。その結果、トップ10のランキングは次のような顔ぶれとなりました。

☆「子どもが育つのに最善な環境の街」(米国版)
1)バージニア州、バージニア・ビーチ
2)アラバマ州、マジソン
3)カリフォルニア州、サンノゼ
4)カンザス州、オバーランド・パーク
5)マサチューセッツ州、ボストン
6)コロラド州、デンバー
7)ミネソタ州、ローチェスター
8)アイオワ州、シーダー・ラピッズ
9)テキサス州、プラーノ
10)ニュージャージー州、エディソン

1位のバージニア・ビーチは、治安の良さと教育の質の高さに加え、東海岸きっての海岸の美しさが大きな魅力の街。リゾート地としても有名で、お父さんの仕事が終わった後でも日が落ちず、明るい時間が長いので、ピクニックのようにビーチで夕食を楽しむこともできるという、優雅な環境が整っています。なお、バージニア・ビーチは1992年に宮崎市と姉妹都市盟約を締結。交流を続けていることでも知られる街です。

2位のマジソンは18歳以下の住民が多いという環境のせいか、子どもを対象にしたアクティビティが多く提供されている土地。夏にはNASAの宇宙研究センターで、サマー・キャンプも開催されるそうです。

3位のサンノゼは、一年のうち300日以上が晴天という自然条件の良い街。野外活動のほか、プロのスポーツ・チームも勢揃いしています。さらに子ども用の施設(スケートボード専用の公園やミュージアムなど)も充実しており、物価は高いものの、その分、子育てには好条件というわけです。

このほかにも、街自体が歴史をかたるボストン、サッカーが盛んなオバーランド・パーク、自然に溢れたデンバーなどなど。これら10都市の特徴はバラエティに富んでおり、いろいろな家族の価値観を満足させてくれるようです。

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