パナソニックが2009年au夏モデルへの端末供給を中止、撤退は否定。

2009/05/21 22:31 Written by Narinari.com編集部

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今年1月に発表されたauの春モデルでは、KCP+への対応や324万画素カメラ搭載を謳った「P001」を投入するなど、auの端末ラインアップに花を添えていたパナソニックモバイルコミュニケーションズが、今年のau夏モデルへは端末を供給しないことが明らかになった。

これはパナソニックモバイルコミュニケーションズの発表会で石井圭介取締役が明かしたもの。提案はしたものの、夏モデルに関しては見送る決定が下されたという。また、auはNTTドコモやソフトバンクとは異なる通信規格のため、技術的にも簡単に転用とはいかず、同社もハイエンドの端末が不足していることは認めている。ケータイ端末の市場が縮小に向かっている中で、開発コストの捻出や技術的な遅れが、なかなかハイエンド端末を供給できない理由としてあるようだ。

なお、au夏モデルには端末を供給しないものの、「=auからの撤退」ではなく、今後も秋冬商戦に向けた提案は行っていくという。

パナソニックブランドのau向けの端末は、2002年3月に発売されたcdmaOne端末「C3003P」から約5年間にわたり供給がストップ。2007年1月に「W51P」を発表し、当時、auでの“復活”にユーザーからは歓喜の声が上がった。

しかし、その後もNTTドコモやソフトバンク向けに供給されている高機能モデル、いわゆる「VIERAケータイ」がau向けには供給されないことに、不満を抱くユーザーが続出。現在までに、ほかのキャリアでは主力モデルとなっているWオープンスタイルの端末も投入されていない。

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