星野仙一氏がWBC監督を固辞「万が一にも引き受けることはない」。

2008/10/23 00:00 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


10月15日に開かれたWBC体制検討会議の後、スポーツ各紙が一斉に「WBC監督に星野氏有力」と報じたことで、野球ファンや、現場の選手からも異論が噴出しているWBCの監督人事問題。ネットでは反対の署名活動も展開されるなど、この人事に反発する声は過激さを増してきているが、そうした中、星野仙一氏が公式サイトでWBC監督を引き受けないことを表明した。星野氏は9月にも一度、WBCの監督は引き受けない旨を明かしていたが、その後再び起きた「星野ジャパン」報道の過熱後は、初めての態度表明となる。

10月22日に公式サイトで更新された「もう一度、WBC監督人事について」の要点は次のとおり。

「わたし自身は変わらずWBCの日本代表監督就任を固辞するつもりでいることをあえて再度、このホームページで表明しておきたい」
「仮にも、たとえ万が一にもわたしがお引き受けすることはありませんと、重ねてそうお伝えしておきたいと思う」
「現在のこうした否定的な世論やメディアのなかでたとえやったとしても決して盛りあがることはないだろうし、またそうした支持がなかったら成功なんかするわけもない、球界がひとつになることもままならないだろうと思う」
「わたしにはWBCの監督を応援することはあっても、お引き受けする考えがないことを強調して、重ねて申しあげることによって平明な審議や人選が進んでいくことを願いたい」

先日のWBC体制検討会議では、出席した面々から「全員が星野監督が1番いいんじゃないか」との意見が出ていたと野村監督が暴露していたが、今回の星野氏の態度表明により、この線は消滅することになった。

月末に行われる第2回のWBC体制検討会議後に、ある程度WBC監督の見通しが固まるとの見方もあったが、再び監督人事は迷走することになりそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.