映画「デトロイト・メタル・シティ」が世界を席巻、ハリウッドでリメイクへ。

2008/09/08 19:36 Written by コジマ

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史上初のデスメタルギャグマンガを実写化した映画「デトロイト・メタル・シティ」。単行本(第1〜6巻)発行部数が200万部を超える人気コミックの映画化とあって、公開3週目で観客動員100万人を突破し、東京・渋谷シネクイントでは公開第1週動員記録を9年ぶりに更新した。興行収入も20億円超えが見込まれている。

カナダで開催中の第33回トロント国際映画祭でもミッドナイトマッドネス部門の招待作品として上映され好評を博したが、米ハリウッドからリメイクのオファーを受けていることが明らかになった。また、世界25カ国・地域から公開の要請も受けているという。

「デトロイト・メタル・シティ」は、ポップでオシャレな音楽を愛する青年・根岸崇一が、ひょんなことからデスメタル界のカリスマ「ヨハネ・クラウザーII世」に祭り上げられるというストーリーのギャグマンガ。映画では、根岸崇一とクラウザーさんを演じ分ける松山ケンイチの変身ぶりが話題となり、米ロックバンドの大御所キッスのジーン・シモンズが出演していることでロックファンからも熱い視線を浴びている。

こうした人気は国境を越え、香港と韓国での公開が決定。国際舞台での初披露となったトロント国際映画祭では、収容人数1200人の劇場を埋め尽くした観客から、主人公が所属するバンドへの掛け声「ゴートゥDMC!」の大合唱が起きるほどの盛り上がりをみせたという。

そんなトロント国際映画祭での盛況に先立ち、配給元の東宝へ米ハリウッドの映画制作会社数社からリメイクの問い合わせが入った。まだ交渉中の段階だが、年内にも決定する見込みのようだ。また、香港からも同様のオファーが打診されているという。

さらに、トロントでの盛り上がりは各国の映画関係者を動かしたようで、米国、英国、フランス、ドイツ、台湾、オーストラリア、ブラジルなど約25カ国・地域から公開オファーが殺到した。「ゴートゥDMC!」が世界の共通語となる日も近そうだ。

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