「イケメンに胸をときめかせながら貯金ができる」という斬新（？）なコンセプトの貯金箱として、今年6月の発表以来、一部で話題を呼んできた「イケメンバンク」。その発売がいよいよ9月6日に迫ってきたが、発売を目前に控えた3日、バンダイから「イケメンバンク」をモチーフにした映画「イケメンバンク THE MOVIE」の製作が発表された。貯金箱を原案にした映画は世界でも初めての試みだという。

「イケメンバンク」は、5人の“イケメン”からお気に入りの1人を選び、恋愛気分を味わいながら実際に貯金をしていく、ゲーム性を兼ね備えた貯金箱。500円硬貨を投入するとイケメンとのドキドキのストーリーが展開され、イケメンと上手にコミュニケーションをして愛情を深めていけば、最終的に5万円の貯金を達成した際に、素敵なハッピーエンドが訪れるという仕掛けだ。

映画版では「イケメンバンク」のコンセプトである“イケメン”と“お金”をモチーフに、オリジナルストーリーのラブコメディ作品になるという。バンダイは「日本中の女性にドキドキとハッピーな気持ちをお届けする物語」としている。

主演には、若手俳優集団「D-BOYS」の柳浩太郎を起用。2003年にミュージカル「テニスの王子様」で主人公の越前リョーマ役を演じて人気に火が付き、2007年にはテレビ朝日系深夜ドラマ「パズル」、今年はテレビ東京系のドラマ「正しい王子のつくり方」に主演している。2003年12月に乗用車と接触する事故に遭い、一時は脳挫傷で生命の危機にさらされたこともあったが、現在は体調も回復し、イケメン俳優として広く活躍中だ。

監督には2005年に映画「痴漢男」を手がけた寺内康太郎監督を起用。ちなみに、柳浩太郎は「痴漢男」にも主演しており、監督と主演は気心の知れたタッグとなる。公開は2009年春の予定だ。