NHKの新番組「さんぷんまる」、制作しているのは日テレ系子会社。

2008/04/10 19:05 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「大人のための3分教養講座」を謳い、4月からスタートしたNHKの新番組「さんぷんまる」をご存知なりか? 4月3日に放送された第1回では的場浩司が「的場流“父親の家事”術」、高木美保が「トイレを10倍楽しむ方法」、金子貴俊が「家ラーメンのススメ」をそれぞれ3分間の持ち時間で紹介。今日10日に放送される(午後10時45分〜11時00分)第2回では西川史子が「ブラックジャックに学ぶ“女性のフリ方”」、村上知子(森三中)が「耳かきで幸せをゲットする方法」、竹原慎二が「竹原流 男のブログ術」を披露するという、芸能人の「こだわり」や「処世術」を紹介する番組なりね。15分番組ではあるなりが、なかなか豪華な面々なり。

この番組、最後まで見ていると「制作・著作」のクレジットに「NHK」と「AX-ON」と表示されていることに気が付くなりが、この「AX-ON」なる会社、実は日テレ・グループ・ホールディングスが100%出資している「日テレアックスオン(旧社名 日本テレビビデオ)」という制作会社なりよ。本社所在地も東京・千代田区にある日テレ麹町ビル南館6Fと、バリバリの日テレ系なりね。

なぜ、「ズームイン!!SUPER」や「NEWS ZERO」「世界まる見え!テレビ特捜部」「エンタの神様」などの日テレの看板番組も制作している日テレ系列の子会社が、NHKの番組を制作しているのか。普通に考えれば不思議な状況なりが、そのあたりの事情が、現在発売中の「週刊文春」に掲載されているなりよ。

「これには社内(=AX-ON)でも驚きの声があがりました」(日テレ関係者の話)
「2年前、外部と接することでNHKも活性化できると、番組企画の一般公募を始めました。その中で当選した企画のひとつがこの番組です」(業界記者の話)
(※いずれも「週刊文春」より)

いろいろと調べていくと、2006年7月19日に、NHKが外部プロダクションに制作を直接委託する制度を新設すると発表していることが分かるなり。NHK放送文化研究所のホームページによれば、それまで外部への委託はNHK関連団体を通して行っていたものを、新制度では番組の企画提案を公募して制作を直接委託するようにしたなりね。この改革によって実現した企画のひとつが、「さんぷんまる」ということのようなり。

「サラリーマンNEO」をはじめ、「星新一ショートショート」や「ザ☆ネットスター!」など、最近のNHKは斬新な番組を次々と投入。視聴者からの注目も高まっているなりよね。民放のエッセンスが注入された「さんぷんまる」も新しいタイプの番組として、今後注目されていきそうなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.