F1日本グランプリの運営トラブルで「苦痛」、約70人が集団提訴へ。

2008/02/29 11:31 Written by コ○助

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昨年、30年ぶりに富士スピードウェイ(SW)で開催されたF1の日本グランプリ(GP)。一昨年までは日本GPといえば鈴鹿サーキットが定番だったなりが、F1(国際自動車連盟=FIA)は各国のサーキットと5年単位で契約をしており、ちょうど契約が切れる2006年をもって鈴鹿サーキットでの開催が終了、2007年からは富士SWでの開催となっているなりよ。また、水面下では「鈴鹿=ホンダ」と「富士=トヨタ」の綱引きがあり、富士SWに軍配が上がったとも言われているなりね。

そうして30年ぶりに富士SWで日本GPが開催されたわけなりが、雨が降りしきる悪天候と、運営側の見込みの甘さが重なってトラブルが続出。ネットでは批判が相次ぎ、観客からは相当数の苦情が寄せられたなりよ。どのようなトラブルがあったのかを簡単に書き出していくと。

・指定の駐車場や駅から会場までのアクセスをシャトルバスに限定(徒歩も禁止)したが、雨で場内走路が陥没したために大渋滞を引き起こした。
・大渋滞によって遅延するバスを、雨の中待たされた観客は数万人にも上る。気温の低い富士山の麓で、5時間以上待たされた人も。
・お詫びとして富士SW側が「冷たい」飲み物を提供。
・トイレは1時間待ち。
・14万人が詰めかけた決勝の日は、大渋滞でスタートに間に合わなかった観客が続出。
・第1コーナー寄りのC指定席の一部(約7000人席)からレースが見えないことが判明。

あまりに相次ぐトラブルに、観客からは「この混雑が改善されない限り、もう来たくない」との声が上がったほど。確かに、雨の中で何時間もバス待ちを強いられてしまったら、そんな気持ちになってしまうのは想像に難くないなりね。

このトラブルから半年近くが経過したなりが、どうやら今年4月頃をめどに、観客の一部が「バスのトラブルでF1を楽しめなかった」と、富士SWに対して約70人が集団訴訟を起こすなり。直接の提訴理由はF1のレースが始まる前に行われていたイベントに間に合わなかったことなどのようなりが、運営側に猛批判が起きたことが訴訟を後押ししていると考えても良さそうなりね。

富士SWでの日本GPは今後も続いていくだけに、運営側の対応のまずさを改める意味でも、ファンにとっては判決の行方は気になるはず。どのような司法の判断が下されるのか、注目しておきたいところなり。

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