星野ジャパンが台湾に快勝、アジア予選3連勝で北京五輪出場決定。

2007/12/03 23:58 Written by コジマ

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五輪予選を兼ねて、台湾で行われている野球のアジア選手権。12月1日のフィリピン戦から星野仙一監督率いる日本代表は素晴らしい試合を繰り広げているのだけど、Narinari.comでもお伝えしたように、3日の韓国戦では韓国側が「紳士協定」を破って先発メンバーを変更したことが問題になっている。日本側は国際野球連盟(IBAF)に抗議書を提出したのだけど、ルールで定められていないことなので、納得いくような決着は期待できそうにないのだ。

それだけでなく、韓国側は内角球に足を出してわざと死球をもらうようにしていたなど「足を使った攻撃」をしていたと報じられるなど、サッカーでも問題視された韓国の「ズルさ」が目立った試合になってしまった。4−3で日本が勝ったものの、なんとなく勝利の喜びよりも怒りがわいてくる試合だったのだ。

こうした嫌な気持ちを吹き飛ばすかのように、3日の台湾戦で10−2に快勝し、アジア選手権3連勝で2008年に開かれる北京五輪への出場権を獲得した。

台湾戦では、日本代表が初回に新井貴浩内野手(広島→阪神)の適時打で先制。先発のダルビッシュ有投手(日本ハム)が六回に台湾代表の陳金鋒外野手に逆転の2ランを浴びてヒヤヒヤしたのだけど、次の七回に5安打3四死球で一挙6点を奪取した。最終回も新井内野手の2ランなどで3点を取り、八回を藤川球児投手(阪神)、九回を上原浩治投手(巨人)の継投で締めくくったのだ。

これで、団体競技としてはソフトボール、ホッケー女子、男女サッカーに続いて北京五輪出場が決定した。2位では来季開幕前に行われる世界最終予選に出場しなければならなかったので、ほっとひと安心なのだ。とはいえ、出場が確実視されている五輪での韓国戦がちょっと気になるかも。

野球日本代表の五輪出場は、公開競技だった84年のロサンゼルス大会から7大会連続。でも、五輪ではロサンゼルス大会で金メダルを獲得しながらも、正式種目になった92年のバルセロナ大会以降は一度も優勝していない。北京五輪ではメンバーの再選考が行われるのでそちらにも興味がわいてくるけど、どの選手が選ばれるにせよ、今度こそは金メダルを期待したいのだ。

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