地上デジタル放送は「2011年まで待つ」が39.5%、前年より増加傾向。

2007/09/07 16:39 Written by コ○助

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長年放送されてきた地上アナログ放送が2011年7月24日に停波、地上デジタル放送に全面移行することは、業界を挙げたPRが行われているので、皆さんもご存じだと思うなり。「まだ4年も先の話」と感じる人もいるかもしれないなりが、テレビの耐用年数を考えるとそうそう買い換える電化製品ではないため、近年、大手メーカーから発売されているテレビのほとんどが地上デジタル放送に対応しており、徐々に買い換えが進められているなりよね。

ただ、まだ地方には地上デジタル放送の電波が届かないエリアが多いこと、現在は地上アナログ放送と同じ番組が放送されていることなど、地上デジタル放送対応テレビを買っても、あまりメリットらしいメリットが感じられないのは事実なりよ。単にきれいな映像で見られる、実用性は別にして番組連動コンテンツが用意されている、といった程度の違いなりか。消費者にとっては「どうせ買い換えるなら……」程度の購入動機にしかなり得えていないのが現状なりね。

さて、実際のところ地上デジタル放送はどの程度浸透し、利用されようとしているのか。そのあたりを博報堂DYメディアパートナーズが調査しているなりよ。どのような調査だったのか、その内容を簡単に見ておくと。

・地上デジタル放送対応テレビを所有している人は35.3%。
・地上デジタル放送をすでに見ている人は29.3%と、前年より増加傾向(所有しているのに見ていないのは、エリア外に居住していることなどが考えられる)。
・一方で、地上デジタル放送に完全に切り替わる2011年まで待つ人は39.5%と、こちらも前年より増加している。

この調査から、順調に地上デジタル放送への準備を進めている層(対応テレビを所有している層)が増えている一方で、「2011年まで待つ」層も増えているという、二極化が拡大していることが分かるなりね。後者が増えている一因は、「地上アナログ放送にのみ対応しているテレビにも、チューナーを繋げば地上デジタル放送が見られる」という情報が浸透し、また、そのチューナーを安く配布できるよう国がメーカーに働きかけていることがたびたび報道されていることなどから、徐々に「無理に地上デジタル放送対応のテレビを買わなくても何とかなる」と感じる人が増えてきたからかもしれないなり。

コ○助の自宅には地上デジタル放送対応のテレビが1台、地上アナログ放送対応のテレビが2台の構成なので、とりあえずはこのまま2011年を迎えても良いかな、と思っているなりよ。2台の地上アナログ放送対応のテレビを積極的に買い換えようとは、今のところ考えてはいないなり。皆さんは地上デジタル放送への準備、どのように考えているなりか?

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