ハリウッド俳優の出演料当たり興行収入、1位はマット・デイモン。

2007/08/08 10:17 Written by コ○助

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なにかと高額な出演料が話題となるハリウッドスターたち。ハリウッド製作の映画やドラマは世界各国の広大な市場で配給される、つまりは巨額の売り上げが見込めるだけに、トップスターともなると、日本の俳優が手にする金額とはまさに桁違いの出演料が発生するのは皆さんもご存じのとおりなり。その金額は1本当たり10億円以上の俳優も珍しくはなく、1億円以上のレベルなら本当にたくさんいるのがハリウッドの現実なりよ。

でも、高額の出演料を手にしているハリウッドスターの出演作品が、必ずしも興行的に成功するとも言い切れないのが映画ビジネスの難しいところ。出演料は過去のヒット作の積み重ねで徐々に相場が上がっていくものなので、いま旬な俳優、人気のある俳優よりも、少し前に流行ったような俳優のほうが高額だったりするケースはままあることなりね。そのため、海外の映画メディアなどがよくまとめている「高額出演料ランキング」の類は、正確にいまの人気を反映しているとは言い難いわけなり。

そこで見ておきたいのが、違う視点から出演料と興行収入の関係を調べた「出演料1ドル当たりの興行収入ランキング」。米経済誌のフォーブスがまとめたこのランキングは、俳優のコストパフォーマンス、すなわち出演料と人気が良いバランスを保っている俳優が一目で分かるランキングになっているなりね。どのようなランキングになっているのか、簡単に見ておくと。

◎出演料1ドル当たりの興行収入ランキング(フォーブス)
1位 マット・デイモン(出演料1ドル当たり興行収入29ドル)
2位 ブラット・ピット(出演料1ドル当たり興行収入24ドル)
3位 ヴィンス・ヴォーン(出演料1ドル当たり興行収入21ドル)
3位 ジョニー・デップ(出演料1ドル当たり興行収入21ドル)
5位 ジェニファー・アニストン(出演料1ドル当たり興行収入17ドル)
6位 アンジェリーナ・ジョリー(出演料1ドル当たり興行収入15ドル)
7位 レニー・ゼルウィガー(出演料1ドル当たり興行収入14ドル)
8位 リース・ウィザースプーン(出演料1ドル当たり興行収入13ドル)
8位 ベン・スティラー(出演料1ドル当たり興行収入13ドル)
8位 サンドラ・ブロック(出演料1ドル当たり興行収入13ドル)
11位 トム・ハンクス(出演料1ドル当たり興行収入12ドル)
12位 レオナルド・ディカプリオ(出演料1ドル当たり興行収入11ドル)
12位 トム・クルーズ(出演料1ドル当たり興行収入11ドル)
14位 ウィル・スミス(出演料1ドル当たり興行収入10ドル)
14位 デンゼル・ワシントン(出演料1ドル当たり興行収入10ドル)
16位 キャメロン・ディアス(出演料1ドル当たり興行収入9ドル)
17位 ウィル・フェレル(出演料1ドル当たり興行収入8ドル)
17位 ジム・キャリー(出演料1ドル当たり興行収入8ドル)
17位 ニコール・キッドマン(出演料1ドル当たり興行収入8ドル)
20位 ジェニファー・ロペス(出演料1ドル当たり興行収入7ドル)
21位 ラッセル・クロウ(出演料1ドル当たり興行収入5ドル)

トップに立ったのは、意外にも(?)マット・デイモンだったなりよ。トム・クルーズやトム・ハンクス、レオナルド・ディカプリオなどに比べるとやや印象の薄い俳優だと感じる人も多そうなりが、主演代表作の「ボーン」3部作(ボーン・アイデンティティー、ボーン・スプレマシー、ボーン・アルティメイタム)が堅調に収益を上げているほか、毎作ハリウッドスターの豪華競演で大ヒットしている「オーシャンズ」シリーズに出演していることも、この数字に影響を与えているのかもしれないなりね。

全体的には日本でもおなじみの、主演作の多い俳優の名前が並んでいるなりが、その中にあって異色に映るのは3位にランクインしているヴィンス・ヴォーン。脇役で出演しているケースが多いなりが、中でもベン・スティラー主演のコメディ作品で見かけることが多い俳優なりよ。有名な作品だと「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」や「Mr.&Mrs.スミス」「ドッジボール」「Be Cool」などに出演しているなり。出演料が比較的安く、かつヒット作に出演している。そのバランスの良さがランキング上位に食い込んでいる理由だと言えそうなりよ。

それにしても、高額の出演料を得ながら主演作をヒットさせて……と、高いレベルでこのランキングの上位に来ているブラット・ピットやジョニー・デップはさすがなりねぇ……。

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