大阪電気通信大学がDSで授業へ、試験導入で効果を確認。

2007/08/06 08:04 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


7月19日にエンターブレインが発表した統計では、国内の累計販売台数が1,800万台を突破。単純計算で国民の7人に1人が所有するほど普及しているニンテンドーDSなりが、2004年の発売開始から2年半程度で、早くもファミコンが足かけ20年で到達した1,935万台を射程圏内に捉えているなりよ。一家に一台の据え置き型と、一人一台の携帯型の違いはもちろんあるなりが、異常なスピードで売れていることが改めて分かるなりよね(※同じ携帯型のゲームボーイの国内販売台数は、ゲームボーイカラーを含めて3,243万台)。

これだけのヒット商品となっているのは、ゲーム機という枠にとらわれず、幅広い年代&非ゲームユーザー層に訴求できる学習やトレーニング系のソフトが受け入れられていることが大きいなりが、この方向性をさらに先鋭化させ、実際の教育の現場でニンテンドーDSを活用する動きが、最近活発化してきているなりよ。Narinari.comでは2006年9月に、京都府八幡市教育委員会が中高生を対象にニンテンドーDSを使って英単語を学ばせる実践研究を始めた話題をお伝えしたなりが、今度は大阪電気通信大学が実験レベルではなく、授業に本格導入することを決定したなりね。

朝日新聞によると、大阪電気通信大学は昨年7月から英語の一部のクラスでニンテンドーDSを試験的に導入。遊び感覚が学生に受けたほか、授業中の私語も減り、ほぼ全員の聞き取りの成績が上がるなど、その効果はてき面だったというなり。そのため、年内をめどに1,2年生の必修科目のうち、英語、物理、力学などで全学生にニンテンドーDSを貸与し、授業を行うことを決定したなりよ。大阪電気通信大学は独自にソフトを開発しているほか、完成したソフトはパッケージ化して市販することも視野に入れているのだとか。

ニンテンドーDSはパソコンに比べると安価で、学生全員に貸与しても学校側の負担は少なくて済むため、こうした成功事例の報告が相次げば、ほかの教育機関に広がりを見せるのは必至。大学、高校、中学、小学校、そして塾まで、ニンテンドーDSは一人一台どころか、一人二台(自宅用、学校や塾用)の可能性を秘めているとも考えられるなりね。

ゲーム機で楽しみながら学ぶというコンセプト自体はファミコンの時代からあったなりが、四半世紀の熟成期間を経て、ようやく花開く時が訪れたなりよ。学校は大口の顧客だけに、この流れが加速していけば任天堂もウハウハなりよね、きっと……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.