中川翔子が漫画家デビュー、松尾スズキ監修の季刊誌で連載。

2007/07/13 18:30 Written by コジマ

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グラビアの仕事だけでなく、歌手やテレビやインターネット放送番組への出演、ラジオのパーソナリティ、雑誌連載などマルチな活動をしているしょこたんこと中川翔子。これだけの仕事をこなしつつも、ブレイクのきっかけとなったブログの更新量は衰えていない点は、スゴイの一言なのだ。

こうした中、またもや新たな肩書きが加わることになった。今度は、かねてからその腕前が評判となっていた漫画家としてデビューするというのだ。作品が掲載されるのは、昨年9月に創刊した季刊誌「hon-nin」(太田出版)。劇団「大人計画」主宰の松尾スズキが監修しており、最新号ではビートたけしとの「頂上対談」が掲載されているのだ。

コラム・小説の連載陣は宮藤官九郎や天久聖一、みうらじゅん、峯田和伸(銀杏BOYZ)らとかなり強力で、「クイック・ジャパン」を発行している太田出版ならではの内容となっている。中川翔子も縁があって、吉田豪のコーナー「hon-nin 列伝」の第2回ゲストとして登場しているのだ。

9月8日発売のVol. 04に掲載されるデビュー作のタイトルは「脳子の恋」。内容は、愛情を知らずに育った主人公の少女・典子にはピンチを救ってくれるなぞの人物がいたのだけど、典子は現実と妄想があいまいになっていく―というもの。1回24ページで、6回の連載を予定しているのだ。多忙な合間を縫って執筆したため、憧れの「カンズメ」を経験しながら「袖をまくる手間も惜しくて、ほぼ素っ裸で描いた」(日刊スポーツより)にもかかわらず、1回分を描き終えるのに1カ月半もかかったのだとか。

公式ブログでも、〈次のしめきりは八月いっぱいだお(`ω′)んっん/気が遠くなるお、お仕事とのバランスがね、だが遊んだり趣味やマミタスもきちんと貪欲にやりまくりたいからがんばるお(`ω′)〉としていて、限られた時間で悪戦苦闘しているようすがうかがえる。うーん、体調を崩さないか心配してしまうのだ。

ぼくが中川翔子を初めて知ったのは、2004〜05年にフジテレビ系放送されていた「考える人」だったのだけど、あまりの絵のうまさに漫画家と勘違いしたほど。その腕前は、ブログなどで公開している「しょこたんくえすと(SHOCOTAN☆QUEST)」でも披露されていたのだけど、長期連載は初のことなのだ。

松尾スズキも「裸の描き方とか萌(も)えのツボを分かっていてすごい」(同)と絶賛しており、現在「hon-nin」で連載している安野モヨコやなかがわいさみに交じって漫画家としての中川翔子の魅力がどのように発揮されるのか、いまから楽しみなのだ。今後はアニメ化と単行本のヒットを狙っているとのことで、マルチタレントとしての活動の幅がさらに広がっていきそう。

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