2007年の「春ドラマ」が終了、視聴率ひと桁が5作の厳しい結果に。

2007/06/29 17:48 Written by コ○助

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4月からスタートした各局の「春ドラマ」、皆さんはしっかりと見たなりか? 平均20%台の作品を3本も輩出した(「華麗なる一族」「花より男子2(リターンズ)」「ハケンの品格」)前クールの「冬ドラマ」に比べるとコレといった目玉作もなく、全体的にやや弱めの布陣で臨んだ今クール。放送前からドラマファンの一部からは視聴率を不安視する声も聞こえていたなりが、蓋を開けてみると、やはりどの作品も苦戦続きの厳しいクールとなったなりよ。

そんな「春ドラマ」も、28日放送の「わたしたちの教科書」(フジテレビ系)が最終回を迎え、すべてのドラマの放送が終了。「春ドラマ」の視聴率が出揃ったなりね。どのような結果となったのか、まずは「春ドラマ」の視聴率ランキングをまとめておくなり。

◎2007年 春ドラマ 視聴率ランキング(ビデオリサーチ調べ、平均値)
17.3% 月曜21時「プロポーズ大作戦」(フジテレビ系)
14.2% 水曜22時「バンビ〜ノ!」(日本テレビ系)
13.7% 土曜21時「喰いタン2」(日本テレビ系)
13.6% 木曜21時「夫婦道」(TBS系)
13.5% 木曜20時「その男、副署長 京都河原町署事件ファイル」(テレビ朝日系)
13.4% 日曜21時「冗談じゃない!」(TBS系)
12.7% 水曜21時「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)
12.0% 火曜22時「鬼嫁日記 いい湯だな」(フジテレビ系)
12.0% 金曜23時「帰ってきた時効警察」(テレビ朝日系)
11.8% 火曜21時「花嫁とパパ」(フジテレビ系)
11.4% 土曜23時「ライアーゲーム」(フジテレビ系)
11.2% 木曜22時「わたしたちの教科書」(フジテレビ系)
_8.8% 金曜22時「特急田中3号」(TBS系)
_8.6% 木曜21時「ホテリアー」(テレビ朝日系)
_7.6% 金曜21時「生徒諸君!」(テレビ朝日系)
_7.6% 火曜22時「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ系)
_7.0% 木曜22時「孤独の賭け〜愛しき人よ〜」(TBS系)

「春ドラマ」の視聴率争いを制したのは「プロポーズ大作戦」。平均17.3%は成功レベルで、常に高視聴率が求められる「月9」として考えても及第点はあげられるレベルなりね。今クールでは唯一20%台を記録した(最終回が20.9%)作品でもあるなり。ただ、最終回の終わり方についてはかなり物議を醸しているようで、視聴率の割にあまり作品の評価のは高くはなさそうなりか。

以下、平均15%にも満たない作品がズラリと並び、どうしても目についてしまうのが視聴率ひと桁台の5作品。連続ドラマでは、ひと桁台の作品は「失敗」と評価されるのが通例で、残念ながらほかのクールに比べると、今クールは失敗作が多かったと言わざるを得ないなりね。中でも、最下位となった「孤独の賭け〜愛しき人よ〜」は、最終回の視聴率が4.5%と5%ラインも切っていることから、主演の伊藤英明やヒロインの長谷川京子にとっては今後の仕事に影響を与える可能性も否定できないなりよ。

そんな中で、健闘していたのが深夜ドラマ。通常、23時台以降に放送される連続ドラマは深夜ドラマのくくりとなり、視聴率的にはそれほど取れないものなりが、今クールでは「帰ってきた時効警察」と「ライアーゲーム」の2作が、ほかの連続ドラマにもひけを取らない結果を残しているなりね。なかなか興味深い傾向なり。

個人的には視聴率は高くはなかったものの、作品の内容に大満足できたのが「わたしたちの教科書」。最初から最後まで息をつかせぬ展開、個性的な役者陣の好演、練りに練られた人間関係、そして最後の終わり方に至るまで、近年のドラマではトップ争いを演じられるほど質の高い作品だったなりよ。mixiの該当コミュニティでも絶賛に次ぐ絶賛だったなり。

皆さんは2007年の「春ドラマ」、どの作品が心に残ったなりか?

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