ドジャース・斎藤隆投手が159キロを記録、メジャー新も樹立。

2007/06/28 23:21 Written by コジマ

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ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手とシアトル・マリナーズのイチロー外野手との、3度目となる対戦が注目された6月28日(日本時間)の米大リーグ。松坂投手が2三振を奪ったものの、イチロー外野手も技ありの適時打を放つなど、今回もなかなか見応えのある勝負だったのだ。また、同点で迎えた九回には岡島秀樹投手が登板し、イチロー外野手と初対決。打ち取ったかに見えたのだけど、イチロー外野手の俊足で内野安打となった。

一方、ピッツバーグ・パイレーツの桑田真澄投手が6試合ぶりに失点し、セントルイス・カージナルスの田口壮外野手の連続試合安打記録も18でストップ。タンパベイ・デビルレイズの岩村明憲内野手は、復調の兆しが見える2安打を放ったのだ。

こうした中、28日には登板がなかったロサンゼルス・ドジャースの守護神・斎藤隆投手が、前日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に1点リードした十回裏に登板し、リーグ単独3位となる21セーブ目を挙げた。現在7試合連続無失点の斎藤投手は、昨季と合わせても救援失敗がたったの3回。救援機会48回中45回成功しており、最初の救援機会からの成功率でメジャー新記録を樹立したのだ。

それよりも驚いたのが、この日記録した球速。最後の打者ミゲル・モンテロ捕手に投じた初球で99マイル(159キロ)、2球目も98マイル(158キロ)が表示されたのだ。横浜時代に斎藤投手の最速記録は154キロ。これを大幅に上回ったのだ。メジャーでの99マイルといえば、ニューヨーク・ヤンキース時代の伊良部秀輝投手らと並び、日本人メジャー投手最速記録なのだ。

ただ、メジャーのスピードガンはけっこういい加減なところがあるようで、本人も「この年で99マイルはどうなんですかね」(日刊スポーツより)と疑っている。しかし、球場内の表示もテレビ中継の表示も一致していたそうなのだ。

こうしたことから、7月10日にサンフランシスコで行われるオールスターへ出場できる可能性も出てきている。投手はすべて監督推薦なのだけど、米メディアが予想する出場選手候補に挙げられているのだ。松坂投手の選出が微妙なだけに、斎藤投手にはぜひとも球宴に出場し、活躍してほしいのだ。

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