各社の春モデルが店頭に出揃い、入学シーズンの春商戦も落ち着いた5月。例年、この時期に次の商戦に向けた夏モデルが発表されるなりが、先陣を切って4月23日に「904i」シリーズを発表したNTTドコモに続き、auが夏モデルを発表したなりよ。そのラインアップは防水ワンセグやEXILIMケータイなど、機能面でキラリと光る端末を含む15機種と、NTTドコモの5機種をはるかに上回る豪華な布陣なりね。
auの2007年夏モデルの特徴は次のとおりなり。
◎「W52SH」(シャープ製)
・2.8インチのワイドQVGAモバイルASV液晶を搭載。
・液晶テレビ「AQUOS」の技術を活用。
・オートフォーカス対応の203万画素カメラを搭載。
・au向けでは初の回転2軸機構を採用。
・ワンセグに対応。
・ワンセグ視聴時に通話やメールの閲覧・返信が行える「Task bar」を搭載。
・新サービス「災害時ナビ」「ラッピングメール」「Touch Message」に対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はグレシャスブラック、ロージーレッド、インテリジェントホワイトの3色。
「W52SH」はシャープのau向け端末としては初めて回転2軸機構を採用したワンセグケータイ。液晶にはシャープ端末の人気を支える「AQUOS」技術が活かされており、鮮明な映像を表示する「SVエンジン」や「6色カラーフィルタ」「色飛び抑制機能」「明るさセンサー」などを搭載しているなりよ。また、最薄部が17.6ミリと、ワンセグ端末としては薄めの設計なのも特徴のひとつなり。
◎「W53T」(東芝製)
・2.8インチのワイドQVGA液晶を搭載。
・液晶にはノートパソコン「Qosmio」や液晶テレビ「REGZA」の技術を活用。
・オートフォーカス対応の196万画素カメラを搭載。
・ワンセグに対応。
・新サービス「災害時ナビ」「ラッピングメール」「Touch Message」に対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はピンクサファイア、ブルートパーズ、ブラックダイヤモンドの3色。
「W53T」は宝石の名前をあしらった、美しいカラーが印象的な端末。背面にはハーフミラー処理を施し、電話がかかってきた時にはイルミネーションが7色に光る演出が用意されているなりよ。また、直線的なデザインが印象的な端末なり。
◎「W52SA」(三洋電機製)
・2.8インチのワイドQVGA IPS液晶を搭載。
・オートフォーカス対応の199万画素CMOSカメラを搭載。
・「閉じるとロック」「遠隔オートロック」などのセキュリティ機能を搭載。
・ICレコーダー機能を搭載。
・SD-Audio再生機能を搭載。
・ワンセグに対応。
・厚さ18.7ミリの薄型ワンセグケータイ。
・新サービス「災害時ナビ」「ラッピングメール」「Touch Message」に対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はライトブルー、フィールブラック、クラスターシルバーの3色。
「W52SA」は、ワンセグに対応しながら、18.7ミリのスリムなデザインにまとめた端末。基本的な機能を押さえながら、ICレコーダー機能や英単語辞書などのビジネスに役立つ機能を搭載しているなりよ。
◎「W53S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)
・約2年ぶりに復活したジョグダイヤル「+JOG」を搭載。
・2.7インチのワイドQVGAを搭載。
・オートフォーカス対応の201万画素カメラを搭載。
・液晶テレビ「BRAVIA」の技術を活用。
・着せ替えの「Style-Upパネル」は100種類以上提供予定。
・新サービス「災害時ナビ」「ラッピングメール」「Touch Message」に対応。
・外部メモリはメモリースティック Duo。
・本体色はターコイズブルー、マットブラック、フロストピンクの3色。
「W53S」は、なんといっても約2年ぶりに復活した、ファン待望のジョグダイヤル。一度採用が見送られてからは、「もうジョグダイヤルは見捨てられたのか……」と嘆き悲しむジョグラーは多かったなりが、ソニーはちゃんとジョグラーのことも考えていてくれたなりね。新しい「+JOG」は十字キーのセンターにジョグダイヤルが仕込まれているイメージ。これにより、かつてのジョグダイヤルの懸案だったゲームの操作なども問題なくできるようになったなりよ。
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ほかにも「W44K II」(京セラ製)、「A5526K」(京セラ製)、「A5527SA」(三洋電機製)、「簡単ケータイ A5528K」(京セラ製)を発表。用途に合わせて、さまざまな端末が登場したなりね。発売が楽しみなり。