豆腐界の革命児「男前豆腐」が米国上陸、価格2倍も評判は上々。

2007/05/21 23:34 Written by コジマ

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奇抜な商品名に濃厚でしっかりした味わいで日本人を瞬く間に虜にしてしまった男前豆腐店の「男前豆腐」。昨年は、SMBCコンサルティングのヒット商品番付で西の前頭5枚目に選ばれ、日経MJ(日経流通新聞)が選ぶ上半期のヒット商品番付でも東の前頭となっていたのだ。

現在では、「男前豆腐」や「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」だけでなく、豆腐の「ジョニ男」や「マサヒロ」、厚揚げの「厚揚番長」や「絹厚番長」、「男の納豆」、デザートの「ジョニ男スゥイーツ」までラインアップが充実しており、Tシャツや前掛け、オリジナルテーマ曲CDなどのグッズ販売も行っている。グッズの通販もしている公式サイトも、かっちょいいと評判なのだ。

そんな男前豆腐店が、なんと米国へ上陸。5月19日から、ニューヨーク近郊の日系スーパーでの販売を開始したのだ。豆腐は米国でも以前から人気の食品で、スーパーなどで定番商品になりつつあるそうだけど、「男前豆腐」はこれまで米国で売られてきた豆腐と違って濃厚であること、また、現地生産ではなく空輸するために価格が1.99〜6.99ドル(約240〜850円)と日本の2倍以上のため、米国人に受け入れられるか気になるところ。ちなみに、J-CASTニュースには、日本豆腐協会の「豆腐を輸出するとは聞いたことがない」というコメントが掲載されているのだ。

しかし、日本食ブームだけでなく、漢字が流行している米国、「男」と大書された豆腐はヒットしそうな予感もする。男前豆腐店の伊藤信吾社長は「アメリカでの日本食の人気は高く、彼らにおいしい豆腐を味わってもらいたかった」(J-CASTニュースより)とし、「ヘルシー志向の米国人も気に入るはず」(北海道新聞)と、成功を信じているようなのだ。

北海道新聞などには、試食した現地のスーパー利用者の「本格的な味。空輸していることを考えれば価格が高いとは思わない」というコメントが掲載されており、第一印象は悪くないようなのだ。

初年度から20億円の売り上げを達成し、豆腐界の革命児となっている男前豆腐店。米国の豆腐ファンも是非とも虜にしてもらいたい。「Otokomae」が美味しい豆腐を指す言葉になったら、面白いのだ。

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