メジャー平均年俸は3億円以上、松坂大輔投手は100位に入らず。

2007/04/05 11:12 Written by コジマ

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日本時間の明日6日に登板を予定しているボストン・レッドソックスの松坂大輔投手。日本でも最高クラスの実力が米大リーグでどこまで通用するのか、7日に登板日が変更したニューヨーク・ヤンキースの井川慶投手とともに、とても楽しみにしているのだ。

その松坂投手と言えば、5111万ドル(約60億円)という空前の入札額でレッドソックスに交渉権を落札され、6年5200万ドル(約61億4000万円)+出来高800万ドル(約9億5000万円)で契約したことが記憶に新しい。落札額はもちろんのこと、新人としては異例の高年俸も話題になったのだ。ところが、AP通信の調べによると、松坂投手はメジャー選手の年俸上位100人にも入らないことが判明したのだ。

今回発表された平均年俸は、大リーグで開幕日にメジャー登録された選手のもの。その額はまさにメジャー級で、実に294万4556ドル(約3億4750万円)に達していたのだ。前年比では昨年の8.9%より低い2.7%だったものの、89年の調査開始以来の最高額となっている。

松坂投手の年俸は、出来高を抜くと1年あたり約633万ドル(約7億5000万円)で平均は軽く超えているものの、順位は132位。松坂投手より年俸の高いニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手とシアトル・マリナーズのイチロー外野手でも、29位、38位だった。

☆07年 日本人メジャー選手年俸ランキング トップ5 (AP調べ)
1. 松井秀喜(ヤンキース) 1300万ドル (29)
2. イチロー(マリナーズ) 約1253万ドル (38)
3. 松坂大輔(レッドソックス) 約633万ドル (132)
4. 城島健司(マリナーズ) 約593万ドル (141)
5. 井川慶(ヤンキース) 400万ドル (211)
※カッコ内の数字は全体の順位

年俸でトップだったのが、松井外野手と井川投手の同僚であるアレックス・ロドリゲス内野手。7年連続なのだけど、その額は松井外野手とイチロー外野手を合わせてもかなわない約2770万ドル(約33億円)! いやあホント、同い年なのが恥ずかしい……。それにしても、日本のプロ野球の最高年俸は金本知憲外野手(阪神)の5億5000万円。メジャーとはかなりの開きがあるのだ。ちなみに、13人になった日本人選手は、大リーグにおける割合がメキシコと並んで5番目に多かったのだそう。

このほか、上位3人はヤンキースの選手で占めており、2位がジェイソン・ジアンビ内野手、3位がデレク・ジーター内野手。球団別でもヤンキースが約1億9523万ドル(約230億円)と、断トツのトップだった。最下位のタンパベイ・デビルレイズ(約2412万ドル)は、今年もアレックス・ロドリゲス内野手1人より少なかったのだ。

別のニュースによると、バド・セリグ・コミッショナーの基本給が600万ドル(約7億1000万円)だったそうで、ボーナスなどを合わせると1450万ドル(約17億1000万円)に達していたそうなのだ。コミッショナーがバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ、約1553万ドル)とほぼ同じ年俸とは、これまた驚きなのだ。

☆07年 メジャー選手年俸 トップ5 (AP調べ)
1. アレックス・ロドリゲス(ヤンキース) 約2771万ドル
2. ジェイソン・ジアンビ(ヤンキース) 約2343万ドル
3. デレク・ジーター(ヤンキース) 2160万ドル
4. マニー・ラミレス(レッドソックス) 1700万ドル
5. トッド・ヘルトン(ロッキーズ) 約1660万ドル

☆07年 メジャー選手年俸 チーム別 トップ5 (AP調べ)
1. ヤンキース 約1億9523万ドル
2. レッドソックス 約1億4353万ドル
3. メッツ 約1億1792万ドル
4. ホワイトソックス 約1億970万ドル
5. エンゼルス 約1億930万ドル

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