「国内PCメーカーの5本指に」マウスコンピュータの未来予想図。

2007/03/23 23:06 Written by コ○助

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まだ設立から9年の若い会社ながら、カスタマイズ性に優れたパソコンがユーザーから評価を受け、徐々に売上を伸ばしてきたマウスコンピュータ。2004年には東証マザーズに上場、2005年には売上100億円を突破、2006年にはPC向け液晶メーカーの「iiyama(旧イーヤマ販売)」やパソコン書籍大手の「秀和システム」を傘下に収めるなど、勢力を拡大し続けているなりよ。テレビドラマの小道具として登場する機会も多く、その名前や欠けたチーズをあしらったロゴが一般的層にもずいぶんと浸透してきたなりよね。

とはいえ、強豪ひしめくパソコン業界。マーケットシェアの上位5強(NEC、富士通、デル、東芝、ソニー)にはまだまだ遠く及ばず、市場全体に占めるシェアは2%にも満たないのが現状なりよ。だいたい上位のメーカーは法人需要に依るところが大きく、主に個人需要に応えることで成長してきたマウスコンピュータの数字が低いのは仕方がないところではあるなりが、これから上位を目指していくためには個人ユーザーをさらに伸ばすのはもちろん、それに加えて法人需要の開拓にも本腰を入れる必要があるなりね。

さて、そんなマウスコンピュータの小松永門社長がITmediaに対し、現在の状況や今後の目標について語っているなりよ。

「(Vistaは)弊社に限って言えば好調です。Vista解禁前の買い控えの影響を差し引いても、PCの出荷台数は非常に伸びていますし、実際に2月は単月レコードを塗り替えました」
「Vista搭載PCの価格設定も大きなポイントです。事前に行った調査では“VistaになるとPCが高価になるんじゃないか”と心配する声が多かったので、従来のラインアップからWindows XPをそのままHome Premiumにリプレースするイメージで、基本的に大きな価格変更がないようにしました」
「急速な拡大がひずみを生むことも理解しているので、PC事業を担うマウスコンピューターとしては、サポート面での拡充を継続的に行いながら、各社の連携を強めていきたいと考えています」
「将来的に“国内PCメーカーの5本指”に入る成長を実現したいですね」

どこの販売店からも聞こえてくる「Vista不況」なりが、マウスコンピュータでの販売は好調な様子。もともとマウスコンピュータを嗜好する層が、OSに左右されないような中級〜上級のユーザーが多いことも一因かもしれないなりね。

「国内PCメーカーの5本指に」。前方にそびえるライバルたちの壁は非常に高くて厚いなりが、どこまで躍進することができるのか、2007年も楽しみなり。

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