レストランガイドは世界中で数多くあるけれど、最も有名なのがタイヤメーカーの仏ミシュラン社が発行する「ミシュランガイド(ギドミシュラン)」。赤い表紙のレストラン・ホテルガイドは「レッドガイド」「ギドルージュ」とも呼ばれており、覆面調査員を派遣し星(*)の数で格付けする「ミシュラン方式」は日本でも広く浸透しているのだ。
有名レストランガイドとしては、米国の「
ザガット・サーベイ」が東京版と関西版を発行しているのだけど、107年の歴史を誇る「ミシュランガイド」の東京版が11月、ついに発行されることになったのだ。
「ミシュランガイド」はこれまで、本国であるフランスをはじめ、イタリアなど21カ国を対象に計18種類を発行しており、東京版は04年開始のニューヨーク版に次いで22カ国目、アジアでは初の発行なのだ。
ミシュラン社は今回の東京版発行のため、昨年5月から日本人を含む調査員5人による覆面調査を開始しているそうで、ドキっとしているレストラン関係者も多いのでは? 対象は東京23区内のレストラン1200〜1500軒、ホテル50〜60軒で、レストランは和食だけでなく洋中などすべての種類を調査しているのだそう。
最終的に何軒を格付けするのかは発表されていないのだけれど、権威あるガイドブックなだけに相当な影響を与えそう。日本語版と英語版が発行され、内容は毎年更新。今後は大阪や京都にも広げていく予定なのだとか。
今年のフランス版では、最高となる「3ツ星」がたったの26軒。東京では「3ツ星」レストラン・ホテルが何軒誕生するのか楽しみなのだ。
ちなみに、海外で人気のカーナビ・モバイルへの情報提供や
公式サイトが行っている各種情報サービスの日本版開始はまだみたい。毎年発行されていくうちに、こうしたサービスも充実していくのかも。